若者が立ち上がり政府に抗議をするという光景は、日本のみならず世界中で行われており、これがある意味、民主主義の象徴でもあるわけですが、そんな中こちらタイでの抗議はなんとも、日本でもおなじみの楽曲が使われているようです。一体何故このようなことになってしまったのか。
ハム太郎コールがタイのデモで使われる
17.37 กิจกรรม #วิ่งกันนะแฮมทาโร่
หัวแถวข้ามมาฝั่งถนนดินสอ กำลังวิ่งเลาะราชดำเนินไปทางสี่แยกคอกวัว pic.twitter.com/LKMYGxTpiP
— Wasinee Pabuprapap (@WPabuprapap) July 26, 2020
ということでこちらはタイのデモの映像です。どうやら、国会を解散させるためのデモのようで、その際に使われているフレーズとしては
「だーいすきなのは〜(ハイセーノ!)ひーまわりのたねー(オレもー!)」ならぬ。
「だーいすきなのは〜(ハイセーノ!)税金だ〜(オレもー!)」
なる替え歌を歌いながら街中を更新しております。つまり、日本のアニメ界隈で流行ってているハム太郎の歌を歌いながら円を作りぐるぐる回るという、いわゆるハム太郎コールを拝借し、タイ版にアレンジしたもののようだ。
結局の所、ハム太郎そのものはあまり関係なく、汎用的過ぎるこの歌と曲調が、日本を飛びだし海外で拡散したというわけです。
เก็บตกพร็อพในงาน #วิ่งกันนะแฮมทาโร่ pic.twitter.com/TOiWqsIMja
— Wasinee Pabuprapap (@WPabuprapap) July 26, 2020
ちなみに日本で歌われている「ハム太郎コール」はこちらです。
このハム太郎コールは、ネットを徘徊しているとしばしば見かけるものでありますが、タイに飛び火したということは今後さらに様々な国バージョンが作成され、抗議活動の煽りアイコンとしてハム太郎が使われる恐れもあります。
本来ならば、子供向けのアニメであるハム太郎。今はオトナが利用する最も使い勝手のいいオモチャとなってしまったようだ。
Source:AsiaNikkey