16個のマスの中に並んでいる4種類の図形にはそれぞれ数字が割り当てられています。右側と下側に書かれている数字は、それぞれのマスの中に並んでいる図形を横方向、縦方向に足した答えを表しています。上の図を見て、三角形、四角形、五角形、円に割り当てられている数字を答えて下さい。答えの出し方は幾通りかありますが、あなたはどのような方法で答えを出すのでしょうか。
横方向に足した数字の和に着目してみましょう。
説明がわかりやすくなるように横に並んだマスの列に、A、B、C、Dという名前をつけました。もちろん別の考え方もあるのですが、今回はこの方法で考えていきます。
最初にD列に着目して見ましょう。
D列では4個の三角形を足した答えが16であることが示されています。4個の三角形を足して16になるのですから、1個の三角形に割り当てられている数字は「4」であることがわかります。
この結果を利用して、次の図形に割り当てられている数字を見つけましょう。
次は、A列に着目してみましょう。
A列では、3個の四角形と1個の三角形を足した答えが19であることが示されています。既に三角形に割り当てられている数字が4であることがわかっていますから、この式からは四角形3個を足した答えが15であるということがわかります。
3個の四角形を足した答えが15になるのですから、1個の四角形に割り当てられている数字は「5」であることがわかります。
次は、B列に着目してみましょう。
B列では、1個の三角形と2個の四角形と1個の円を足した答えが21であることが示されています。三角形に割り当てられている数字は4で、四角形に割り当てられている数字は5であるとわかっています。
三角形1個と四角形2個を足した答えは14ですから、1個の円に割り当てられている数字は「7」であることがわかります。
最後に、五角形に割り当てられている数字を求めてみましょう。
では最後に、C列に着目してみましょう。
C列では、4種類の図形を1個ずつ足した答えが17であることが示されています。既に三角形、四角形、円に割り当てられている数字が、4、5、7であることがわかっています。
四角形と三角形と円を1個ずつ足した答えは16です。
このことから、1個の五角形に割り当てられている数字は「1」であるということがわかります。
答えです。
三角形、四角形、五角形、円に割り当てられている数字をまとめました。
三角形に割り当てられている数字は「4」、四角形に割り当てられている数字は「5」、五角形に割り当てられている数字は「1」、円に割り当てられている数字は「7」でした。
図形が並んでいるだけで、それぞれの図形に割り当てられている数字を見つけ出すことなんてできないのではないかと考えてしまいそうになります。しかし、ひとつずつ順に考えていくことで答えを出すことができます。
パズルはお好きでしょうか。「パズルの記事」一覧 の中には数学の要素を持った問題の他に、錯視の要素をもった図形のパズルなどもあります。