あの「
サクマ式ドロップス」がこの世から消える!?そんな残念なニュースが世間を騒がしており、結果メルカリに「
サクマ式ドロップス」が大量転売されるはこびとなりました。と、ここまではある程度想定内。廃業となれば商品が「レア物化」し、高い値段で売れるというのは、骨董品業界でも当然のセオリー。しかしちょっと気になる問題が発生しているのです。
佐久間製菓が廃業、しかし……
一連の報道にもあるように「
サクマ式ドロップス」で知られる「佐久間製菓」が廃業する。それにともない「
サクマ式ドロップス」も当然ながら販売できなくなります。
非常に残念なお知らせであり、古い時代から当事業者を知る方も悲しい結果ではあります。昨今の原材料費高騰の影響が、歴史ある由緒正しい企業にも大きなダメージを与えているのです。
当然のことながらこの報道を受け「
サクマ式ドロップス」が、メルカリに転売され始めているのです。しかし、ここでちょっと気になる問題が発生。
実は「
サクマ式ドロップス」を販売する「佐久間製菓」とは別に、同じように「ドロップ」を販売する業者「サクマ製菓」というものがあります。
つまり「
佐久間製菓」は廃業するが「サクマ製菓」は廃業しないというなんともややこしい状況に。しかも「サクマ製菓」が販売するドロップは「サクマドロップス」と、こちらの名前も似ている。
まとめると
このような状況。
社名が似ている理由としては、実は
両社ともに源流は同じだからです。
戦後、源流であった「山田社長」の三男である隆重氏が1947年にサクマ製菓を立ち上げ。また、源流の番頭役だった横倉信之助氏が1948年に
佐久間製菓を立ち上げた。
1つの会社が戦後2つに別れたという、今で言う「大塚家具」のような状況です。ちなみに商標である「
サクマ式ドロップス」は両社が共同で持っております。
現状メルカリでは両メーカーそれぞれの「ドロップ」が転売されているというカオスな状況が発生。
両社の見分け方は、缶の色が「緑」か「赤」かで見分けることも可能です。
佐久間製菓は、『火垂るの墓』とコラボ、サクマ製菓は『鬼滅の刃』とコラボしており、「火垂るの墓」か「鬼滅の刃」かで見分けることも可能です。
image:秒刊SUNDAY
」の販売でも知られております。
いずれにせよ「佐久間製菓」の「
サクマ式ドロップス」はなくなるので、もしほしい方は今のうちに手に入れるのがベスト。間違えないようにしていただきたい。
ただし、商標は共同で持っていることを踏まえると「サクマ製菓」の「
サクマ式ドロップス」が復刻する……と期待する声も少なくありません。
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