映画翔んで埼玉で、超話題のさいたま市。深谷市ふっかちゃんなどのゆるキャラも映画に出演している。そして話題のさいたま市の「さ」の字に注目が集まっている。さには二画目と三画目を繋げる「さ」と二画目と三画目を離す「さ」が存在する。この文章では字体の影響で表現出来ないが、ネット検索すると両方出てくる。
そしてさいたまの「さ」は、どちらが正しいのか?このことに、今、ネットが騒然となっている。関係各所を取材した。
ネットで話題になっているツイート
そういえば、以前弟から「埼玉県の県庁所在地、さいたまの“さ”は正式には2画目と3画目が繋がっている」と聞いたので中学校で使った地図帳で確認したところ、本当にさいたまだけ繋がった“さ”でした。 pic.twitter.com/xaUf6Zi2MS
— 村瀨 樹 (@129Itsuki97) February 17, 2019
そういえば、以前弟から
埼玉県の県庁所在地、さいたまの「さ」は正式には2画目と3画目が繋がっている
と聞いたので中学校で使った地図帳で確認したところ、本当にさいたまだけ繋がった「さ」でした。
この真相を関係各所に取材
まず埼玉県庁に取材すると、県庁では分からないという回答。さいたま市の担当部署を紹介してくれた。さいたま市の担当課を取材すると、驚愕の事実が!まずさいたま市は、平成13年5月に大宮市、浦和市、与野市が合併して誕生し、平成17年4月には、これに岩槻市が加わった。
実は、平成13年の合併時にさいたま市役所が発信する文書等、例えば広報誌などは繋がった「さ」を使うということに統一した。さいたま市が発行する地図は、繋がった「さ」を使う。一方、市民は、どちらを使っても正解だ。これは、さいたま市のホームページのQ&Aにこう記載がある。
『さ』の字については、国立国語研究所によると、「平仮名における標準とすべき書体については、定められたものはない」とのことであり、2画、3画どちらの「さ」も正しいものです。しかしながら、さいたま市として、市民の皆様に情報等を発信するにあたって、市役所としての考え方を統一するため、市役所から発信する文書等は2画の『さ』を使用することに統一しています。
なお、この『さ』の取扱は市役所内部における取決めであり、市民の皆様は2画、3画どちらの『さ』を利用していただいても構いません。
合併当時は問い合わせが殺到したと担当者。本日15時現在、このページが繋がりにくくなっている。ツイートが拡散しているため、この内容を調べようとしている影響も考えられる。
Twitterの反応
すごい発見ですね
— ぽへくん (@puyohohe) February 19, 2019
これみんな気づかないよね。まあ気づくわけないかw
— 長坂 (@NewtrainJapan) February 19, 2019
学参書体への直し忘れかな?
※「さ」は二画で書いても三画で書いても同じ字。アルファベットのaとかgとかのブロック体と活字体みたいなもの。— 押井徳馬@3/21テキレボ8 A-35「はなごよみ」 (@osito_kuma) February 19, 2019
気付かないことって、たくさんある
日頃気付かないことって、実は多いんだなぁと改めて実感した。埼玉県庁も気に留めていなかった事実。そして、さいたま市民も最初は、混乱した真実。こういったものに立ち止まって調べて見ることも、面白い。筆者も最初見たときに、知的好奇心をくすぐられた。
こんな知識の旅も、悪くない。
掲載写真 写真AC
参照リンク www.shiminnokoe.city.saitama.jp/WebFaq/WebFaq/WebFaq04