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image:pixabay
ロケットといえば、地球の重力から開放させるべく、驚異的なエネルギーを使い、飛び立ちます。その際に利用されるのが「ロケットブースター」です。しかし、使い捨てという特性上、使い終わったらそのまま破棄されます。その破棄された「元ロケットブースター」は、どうなるのでしょうか。実は衝撃的な事実が発覚します。
神舟12号とは
速報:【北京共同】中国当局は17日、有人宇宙船「神舟12号」の打ち上げに成功したと宣言した。 https://t.co/JDzUFB6gf9
— 47NEWS (@47news) June 17, 2021
さて話題となっている、神舟12号とは、中国の有人宇宙船。
2021年6月17日に打ち上げられ、中国の宇宙ステーション「天宮」へ飛行するというミッション。
その打ち上げは成功したとされております。
しかしながら、その際に利用したブースターが、とんでもない所に落ちているということなのです。
一体どこに落ちたのか…こちらの写真をご覧ください。
据说是神州十二号的火箭燃料桶
pic.twitter.com/SRqBw1gD1d
— l4wyu (@lawyu) June 17, 2021
なんと公道。
これは中国のSNSなどで話題となっている写真ではあるのですが、確かにロケットブースターのようなものが落下している。
こんなものが空から落ちてきたら、危険極まりないが、非常にまれなことなのだろうか。
しかし実は、昨年の2020年にも同様に、落下する映像が話題となっておりました。
We’ve all gotten accustomed to seeing @SpaceX land and reuse their first stage boosters. As you can see here, the Long March 4B first stage is most certainly not reusable. That’s a horrific amount of toxic nitrogen tetroxide (N2O4) far too close to peoplepic.twitter.com/7zTWFm9WeF
— Chris Combs (@DrChrisCombs) September 7, 2020
CNNの報道によると、中国のロケットの残骸は何度も地上に落下しているという。
ワシントン(CNN) 制御不能になった中国のロケットが今週末、地球の大気圏に再突入する。懸念すべき状況ではあるが、前例がないわけではない。 宇宙ゴミは昨年を含め、過去に何度も地球上に落下したことがある。
引用:CNN
つまり、中国にとってこのような光景は日常的なのだ。
もちろん他国に落ちるということがないよう、細心の注意を払っているはずだが、計算がミスれば、日本に落下する危険もゼロではない。
ということで、中国のロケット発射後は、世界中が空を見上げて注意をはらうべきなのかもしれません。