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コロナウイルスの影響は様々な催しにも現れています。中でも開催を予定されているオリンピックに関しては、最終的にどのような判断をされるのか注目している人も多いですよね。各地での感染拡大が止まらない状況を踏まえると延期や中止が妥当ではと考える人も少なくないようです。しかし、IOC(国際オリンピック委員会)がオリンピックを予定通り開催することを断言し、様々な反応が寄せられる事態となっています。
IOCが五輪開催を断言
ニューヨーク・タイムズは、日本で新型コロナの感染拡大が収まらず、ワクチン接種も滞る中で東京オリンピックを開催するのは「最悪のタイミング」であり、日本と世界にとって「一大感染イベント」になる可能性があると報じました。https://t.co/9yYW1ikOyL
— 毎日新聞 (@mainichi) April 13, 2021
ニューヨーク・タイムズが、コロナウイルスが猛威を振るう中のオリンピック開催は「最悪のタイミング」とオリンピック開催に対して様々な危険性について触れていたことが話題になっています。
そんな中、IOCからオリンピック開催についての発言があり注目が集まっています。
「東京五輪は予定通り必ず開催される」。準備状況を監督するIOCのコーツ調整委員長がインタビュー映像を公開。「全ての参加者の安全が確保されるよう、あらゆる対策を講じている」と訴えました。https://t.co/iR7uHqMN8W
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) April 13, 2021
多くの国民の関心が寄せられている東京オリンピックですが、IOCのコーツ調整委員長が予定通りの開催決定を断言し、波紋が広がっています。
国際オリンピック委員会(IOC)は13日、新型コロナウイルスの影響で延期となった東京五輪の開幕まで14日で100日となるのを前に、コーツ調整委員長のインタビュー映像を公開し、準備状況を監督する同氏が「大会は必ず開催され、7月23日に始まる。ちゅうちょなく言える。予定通りに行われる」と断言した。
引用:日本経済新聞
「必ず開催」「ちゅうちょなく言える」といった言葉の選び方からも強い意志を感じますね。
現在も各方面からオリンピック開催については様々な声が上がっていますが、どうやら予定通りの開催として準備・調整が進められているようです。
ネット上では「理解できない」と批判続出
このIOCの発言に対し、SNS上では様々な批判の声が寄せられています。
橋本五輪相が言うには「東京五輪には1万人の医療従事者が必要」との事なのに、看護師に定期PCR検査もせずに東京五輪を開催するって常軌を逸している。
そもそも感染爆発が起こっているのに東京五輪を開催する事自体が非現実的であり、東京五輪は潔く中止すべき。#看護師に定期PCR検査もせず五輪かよ
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) April 13, 2021
「これだけコロナウイルスの感染拡大が続き、医療逼迫が懸念される中での開催は難しい」「ワクチンも不足しているのに、何を考えているのか理解できない」といった感想が多く寄せられています。
特に上記ツイートのように、「医療従事者へのフォローを優先するべき」という旨の反応は以前から見られるものです。
『東京五輪は確実に開催』などとIOC断言…世界各国が五輪開催に疑問を投げかけ、『一大感染イベント』とまで揶揄されてる中での空気を読めてない姿勢に疑問を隠せません。五輪中止に伴う資金を出したくないIOCと日本の我慢比べ…とも言われますが、それこそアスリートファーストでも何でもありません。
— Childish Teacher (@TeacherChildish) April 13, 2021
また、「五輪中止に伴う費用の問題があるのだろうがアスリートファーストでも何でも無い」「利権の絡みで国民に無理を強いるのは間違っている」「無理して開催しても、結果的に赤字になってしまうのでは」といった経済面に注目した意見も少なくありません。
新型コロナ感染拡大防止策の一番の特効薬は、マンボウでも緊急事態宣言でもなく、東京五輪中止では。
— 蓮池透 (@1955Toru) April 11, 2021
非常に様々な反応が見られますが、全体を通して「東京五輪中止が新型コロナ感染拡大防止策にもっとも効果があるのでは」といったオリンピック開催にネガティブな意見が大半のようです。
中には「予定通り開催されるみたいで安心した」といった声も見られますが、現状では不安を抱く人のほうが多いようです。
オリンピックに関しては、状況を踏まえての慎重な判断が国民から求められています。
同様のオリンピックの件ではこちらも話題になりました。
source:日本経済新聞