ごんべんは漢字の部首「言」が偏である場合の呼称です。また、別名で言葉偏(ことばへん)とも呼ばれます。ごんべんといえば「話」「語」「訊く」「囁く(ささやく)」などがあります。主に言語で何かを伝えるといった言語行動を意味するケースが多いようです。今回はごんべんの漢字の中でも厳選した超難読漢字をご紹介いたします。全部読めたら、漢字マスター認定レベルですよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。
【1】誑す
「誑す」は何と読む?
【ヒント】欺く(あざむく)、騙す、惑わせるといった意味がある言葉といえば?
答え:誑す→(たぶらかす)
送り仮名を変えると、誑かす(たぶらかす)・誑す(たらす)・誑く(あざむく)と読みますよ。
【2】諷んじる
「諷んじる」は何と読む?
【ヒント】そらで読む、ほのめかす、遠まわしに諭すことといった意味があります。
答え:諷んじる→(そらんじる)
送り仮名を変えると、諷る→(あてこする)・諷めかす→(ほのめかす)とも読みますよ。
【3】誨える
「誨える」は何と読む?シンプルな文字の構成ですが、頭を抱えてしまいますね。漢検1級レベルの超難読問題です!
【ヒント】お〇える。〇の中に入る言葉といえば?
答え:誨える→(おしえる)
「誨」の字には、知らない者を教えさとすのことや、人に言い聞かせることという意味があります。
【4】訐く
「訐く」は何と読む?こちらの漢字も一見、シンプル且つ簡単な字ですが漢検1級レベルの超難問ですよ!
【ヒント】人の秘密や欠点を明らかにすること、暴露することといえば?
答え:訐く→(あばく)
あばくには、発く・暴く・曝くという別漢字もありますが、一般的に使われているのは「暴く」という字です。
【5】誕
「誕」は何と読む?
【ヒント】この字にはおもいのまま、わがままといった意味がある言葉といえば?
答え:誕→(ほしいまま)
送り仮名を変えると、誕まれる(うまれる)・誕る(いつわる)となります。
また、「放」「恣」「縦」「蕩」「淫」「驕」「専」他といった漢字もほしいままと読みます。意外と多く存在しているのも面白いですね。
今回は、ごんべんの漢字をご紹介いたしました。全問正解出来ましたか?漢字は奥深いものですね。字の成り立ち、言葉の由来など機会を設けて知っていきたいものです。
難読漢字といえば「靨」は読めますか?体にまつわる漢字も超難問揃いですよ!
Source:漢字辞典 ONLINE