毎年事時期になると問題となるのが、東日本大震災が発生した「14時46分」に「黙祷」を捧げ、その際にツイッター上では「黙祷なう」とつぶやかれる現象です。これは震災が発生した次の年からじわじわと広がりを見せ、毎年行われている風物詩ですが、それに対しそもそも黙祷になっていないのではないかというツッコミが入ります。
黙祷なうについて「いい?」「悪い?」
「黙祷なう。」は良い?悪い?
— 秒刊サンデー公式 (@byokan) March 11, 2018
さて秒刊サンデーでは昨年、この問題に対してアンケートを取りました。それによりますと、良いと答えた人は8%。対して悪いと答えた人は59%で、多くの方が「悪い」という印象を持っているようです。つまり黙祷なう。は、祈りを捧げる捧げない以前の問題で「悪しき行為」として捉えられているのが現状で、ネットでも批判的な意見が多いようです。
今日は大震災が起きてしまった日。もちろん被災者に黙祷を捧げるべき。ただ本当に黙祷をするならツイートってするべきなのか?「黙祷」って何なのかしっかり考えろ。「黙祷なう」とかツイートするのはどうかと俺は思うぞ。
— じ (@joker_wo_sukore) March 10, 2019
"黙祷なうツイート"って"黙祷なう"で検索しない限り出てこないのでは?(検索しない限り想像の産物で済むよね)
黙祷なうがTLに流れてくるようならそれを呟いた奴なりRTした奴とは縁を切ろうキャンペーン— 壁打ちたこたこ@実況壁打ち (@Oct_nut_s) March 10, 2019
しかし、そんな気持ちとは相反して今年も多くの「黙祷なう。」がつぶやかれているようです。目的としては被災地に対し、追悼の意味を含めせめてもの祈りを捧げるという意味合いのようです。
黙祷とは
そもそも黙祷とはなんなのか。いろいろな解釈があるようですが大筋としては「声を出さず祈りを捧げること」ということのようです。確かにツイートで「黙祷なう。」は声を出さないので形式的には問題なさそうですが、ツイートすること=祈りになるのかどうかが焦点になりそうです。
【お知らせ】政府は本日午後2時30分頃から「東日本大震災八周年追悼式」を国立劇場で実施します。この震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すべく、午後2時46分から1分間の黙とうを行います。#東日本大震災から8年
— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) March 11, 2019
毎年この黙祷なうVS不謹慎だと言う派閥が競り合うわけですが、見えない敵同士の闘い。これは今後一生続いていくのかもしれません。