小さなアート作品といえば、絵ハガキサイズの絵画やビーズやガラスで制作されたアクセサリーなど思い浮かびますが、それよりも小さなアート作品が存在しています。Twitterにて、蟻粒生物研究家かきらしDentist(@kikanoshiten)さんがご投稿した、樹脂粘土の「マイクロアート作品」です。作品は極小過ぎて、目を凝らす必要があるユニークさはもちろん、繊細な技術が詰まっていて魅力的!今回はこの神業の持ち主である制作者さんにお話しを伺いました。
圧巻のマイクロアート作品!
樹脂粘土のマイクロアートです #今年も残りわずかなのでお気に入りの4枚を貼る pic.twitter.com/6ASWWKQJbQ
— 蟻粒生物研究家かきらしDentist (@kikanoshiten) December 19, 2022
米粒や爪楊枝の先端サイズの粘土樹脂「マイクロアート作品」のツイートを発見しました!
とんでもない小ささとリアルさもあり、見惚れてしまう程のクオリティーの高さです。見ているだけで驚きとワクワク感をもらえる面白い世界観ですね。
制作者さんインタビュー
大阪在住で歯科医師をされている、 制作者の蟻粒生物研究家かきらしDentist(@kikanoshiten)さん(以下、かきらしさん)にお話を伺いました。
■マイクロアート作品を始められたきつかけは?
ーー6年ほど前にミニチュア作家の田中智さんのミニチュア作品集を見て、それに作り方が載っていたのでおもしろそうで作り始めました。
1/12の食べ物のミニチュアなどを最初は作っていましたが、3年程前になにかもっと小さくておもしろい物を作ってみたいと考え紆余曲折経た結果、現在の米粒サイズの生き物を作り始めました。
■制作の際に使用されている材料や道具は?
材料は樹脂粘土と水彩絵の具を使ってます。道具は爪楊枝やピンセットなど、歯医者で使う拡大鏡やメスなど細い器具も使用しています。 爪楊枝の先に小さくちぎった粘土を固定し、それに手足などをつけて作っていってます。
■制作でこだわられているところや、制作時間を教えてください。
デフォルメされた造形ではなく、本物に近く表現できるようにこだわっています。目がホコリサイズの大きさになってくるので顔に目をつける時などが結構難しいです。 制作時間は1粒3~4時間位です。
■作品はどのような方がご購入される方が多いですか?
ーー一般の方から海外の方、ミニチュア作家さんなどからも購入いただく事が多いですね。
■反響について、今の心境を教えてください。また、今後制作してみたい作品はありますか?
ーーすごい、なにこれ、頭おかしいなどありがたいコメントを多くいただけてやり甲斐があります。 蟻粒サイズの生き物を集めて動物園のジオラマなど作ってみたいですね。
かきらしさんお忙しい中、マイクロアートの制作の裏側を垣間みれる、素敵なお話をしていただきありがとうございました。
かきらしさんは、歯科医師をされているので日々細かい作業をされて、手先が器用なのでしょうね。かきらしさんの培ってきた熟練の技から生み出される「マイクロアート作品」から今後も目が離せません!
小さいといえば、子猫ちゃんたちのヘタなケンカも癒される可愛さですよ!
取材協力:蟻粒生物研究家かきらしDentist(@kikanoshiten)