3個のブロックを組み合わせて作られたパーツが5個あります。この5個のパーツを組み合わせると赤い矢印の下に描かれている図形を作ることができます。5個のパーツをうまく組み合わせて、同じ図形を作ることはできるでしょうか。簡単そうですがそれほど簡単ではありません。各パーツは回転させても良いのですが裏返しにすることはできません。
5個のパーツに別の色と名前をつけました。
同じ色のパーツを組み合わせてしまうと、どの部分で組み合わせられているのかが見分けられなくなってしまいます。どのパーツがどこに置かれているのかがわかりやすいように色をつけました。また、各パーツにアルファベットで名前もつけました。準備完了です。さて、あなたはどのパーツから組み合わせていきますか。
まず、EとDのパーツをつなげてみました。
横に5個のブロックがつながりましたから、この部分はこれから作る図形の一番下に来るはずです。残っているのは、A、B、Cの3個のパーツです。3個のパーツの中のどのパーツを組み合わせましょうか。
パーツCを組み合わせました。
どのパーツを組み合わせるのか迷うところですが、とりあえずパーツCを組み合わせてみました。残っているのはパーツAとパーツBなのです。どちらのパーツを組み合わせましょうか。
AとBのパーツを、それぞれ組み合わせてみたのですが...。
パーツAを組み合わせると、パーツBを組み合わせることができません。パーツBを組み合わせると、今度はパーツAを組み合わせることができません。つまり、このままでは下に描かれている図形を作ることはできないということです。もう一度最初からやり直さなければならないのでしょうか。
最初の条件に、パーツは回転しても良いと書かれていました。パーツAとパーツBを回転してみてはどうでしょうか。
パーツAとパーツBを180°回転してみました。
こうするとどうでしょうか。パーツAの下にはブロックが2個ついています。パーツCとパーツDの間にはブロック2個分の隙間があります。とりあえずパーツAを組み合わせて見ましょう。
パーツAを組み合わせると...。
パーツAを組み合わせると、パーツBも組み合わせることができました。
答えです。
5個のパーツを下の図のように組み合わせることにより、図形を完成させることができました。
5個のパーツのうち2個のパーツを回転させることに気付けなければ答えは出せませんでした。この種類の問題は、解いていくうちに思考力が高まっていくかもしれませんね。
図形のパズルには簡単なパズルや難しいパズルなど色々な種類があります。難しそうなパズルでも見方を変えると簡単なパズルになることもあります。8個のピースを長方形の枠の中に敷き詰める という問題もそのようなパズルでした。