1枚の正方形の紙に漢字を1字を書き、その紙を4枚の正方形の形に切り分けてカードを作りました。4枚のカードを少し回転させて置いてみました。この4枚のカードを組み合わせて、元の漢字を復元して下さい。誰もが知っているような漢字でも、4つに分解されてしまうと、元の漢字はなかなかイメージできないのではないでしょうか。カードは回転をさせていますが、裏返しにはしていません。
4枚のカードに記号をつけました。
4枚のカードを区別しやすいように、それぞれのカードに、a、b、c、dという記号をつけました。
4枚のカードを回転させました。
4枚のカードに書かれている漢字の一部分のイメージをもう少しストレートにとらえるために、それぞれのカードを少しずつ回転させてみました。これで、最初よりも少し見やすくなりました。
しかし、このままの状態で4枚のカードを並べても、もとの漢字を復元することはできません。4枚のカードを90°か180°、あるいは270°回転させて組み合わせるともとの漢字の一部分になります。それぞれのカードを回転させてどのようになるのかを確認してみましょう。
4枚のカードを4つの方向に回転させてみました。
4枚のカードを、90°、180°、270°回転させました。「これがもとの漢字の一部分だ」とわかるカードを探してみましょう。bとdの記号がついているカードの中に、もとの漢字の一部分と考えられるカードがないでしょうか。
bとdの記号がついているカードだと、正しい位置になっているカードを見つけやすいような気がします。
赤色の〇がついているカードに着目してみました。
bとdの記号がついているカードの中で、もとの漢字を復元できそうなのは、赤い〇をつけたカードのように見えます。赤い〇のついていないカードを取り除いて、2枚のカードを並べてみましょう。
2枚のカードはうまく並んだように見えます。
まだ、正しいかどうか判断はできませんが、2枚のカードはうまくつながったように見えます。
もしも、aとcの記号がついているカードをつなげて漢字の一部分になるとしたら、もとの漢字を復元できるかも知れません。
aとcの記号がついているカードのうち、赤い〇をつけたカードならば、もとの漢字の一部分を作ることができそうです。赤い〇をつけたカード以外のカードを取り除いてみましょう。
2枚のカードが残されました。
残された2枚のカードをどのようにつなげましょうか。すでにつながっている2枚のカードの下の部分は、「皿」という字です。ということは、元の漢字は下の部分に「皿」という漢字がつく漢字ですね。イメージがつかみやすくなりました。
残された2枚のカードの並べ方はどちらでしょう。
残された2枚のカードを並べると、もとの漢字の上の部分になるはずです。右側の並べ方にすると、「くさかんむり」が出来上がります。こちら側が正しい並べ方ではないでしょうか。
4枚のカードをつなげてみました。
既に並べられている2枚のカードの上側に、今並べた2枚のカードを置いてみました。これは「藍」という漢字ですね。
赤い〇とa、b、c、dの記号をとって、もう少し見やすくしてみましょう。
答えです。
4個に分割される前は「藍」という漢字でした。
「画面を見て考えるだけでは楽しくないなぁ。」という方はいらっしゃいませんか。最初の画面を印刷すると、実際に楽しむこともできます。興味のある方は是非試してください。
知っている漢字なのに、分割して並べ替えられると、もとがどのような漢字だったのかわかりずらくなってしまいます。4枚のカードを組み合わせてできる漢字を答えよ! という漢字の問題もそうでした。