9月に入り、残暑がまだまだ厳しいながらも朝夕は涼しくなり、徐々に秋を感じる季節となりました。秋といえば、食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋!美味しい食材が出回り、運動会や文化祭などの行事が目白押しですね。さて、今回は秋に関する難読漢字を5問クイズ形式で出題いたします。読めそうで読めない難問ばかりですが、ヒントも記載してありますのでヒントを頼りに楽しみながら挑戦してくださいね。
【1】巻耳
「巻耳」は何と読む?まきみみとは読みませんよ。
【ヒント】キク科の一年草で、楕円形の果実にはトゲがあり、セーターなどの衣類に付着します。通称ひっつき虫とも呼ばれるアレといえば?
答え:巻耳→おなもみ
巻耳の別漢字では、葈耳とも書きます。夏~秋にかけて野原などで見られる植物ですよ。
【2】芒
「芒」は何と読む?漢字検定1級レベルの超難問です!
【ヒント】イネ科の多年草です。秋の七草のひとつで、十五夜に月見団子と共にお供えするアレといえば?
答え:芒→すすき
別漢字では「薄(すすき)」もあります。また「芒」という漢字一文字で、芒(けさき・のぎ)とも読み、送り仮名を変えると、芒れる(つかれる)・芒い(くらい)と読みますよ。
【3】椚
「椚」は何と読む?
【ヒント】ブナ科コナラ属の落葉高木です。実は団栗(ドングリ)と呼ばれます。
答え:椚→くぬぎ
椚(くぬぎ)には「櫟・橡・櫪・椢」などの別漢字もあります。
【4】零余子
「零余子」は何と読む?
【ヒント】ヤマノイモ属の芋の葉の付け根にできる小さな球芽。秋が旬の食材です。ご飯と一緒に炊いたり、天ぷらなどにして食べると美味しいですよ。
答え:零余子→むかご
また、零余子(むかご)という漢字は他にも「ぬかご・れいよし」とも読みます。
【5】木通
「木通」は何と読む?もちろん、きつうとは読みません!
【ヒント】蔓性落葉低木の一種で、秋に楕円形の紫色の実をつけます。熟した果肉はどろっとしたゼリー状で乳白色をしています。木通の生産量の9割が山形県の果実といえば?
答え:木通→あけび
また、木通は別漢字で「通草(あけび)」もあります。木通はあまり大手スーパーなどで見かけないかもしれませんが、デパートやネット通販などで、旬の時期のみ販売されているようです。某ネット通販サイトでリサーチ(※2022年9月時点)したところ1玉400~500円前後でした。高級果実ですね!
今回は秋にまつわる難読漢字をご紹介しましたが、全問正解出来ましたか?
勉学の秋!これを機に漢字を勉強する時間を作ってみるのも良いかもしれませんね。
難読漢字といえば、鶏魚←は読めますか?漢検1級レベルの魚の名前も激ムズですよ!
Source:漢字辞典オンライン・コトバンク