赤い色の模様が入ったカードが4枚あります。最初は1枚の紙に描かれた1個の漢字だったのですが、カードを4つに切り分けてしまいました。切り分けるのは簡単ですが、もとにもどすのはそれほど簡単ではありません。もちろん漢字を切り分けただけではなく、4枚のカードは場所を変えたり向きを変えたりしています。この漢字の形は結構複雑な形をしています。切り分ける前の漢字を答えて下さい。
アルファベットの記号をつけました。
カードを移動するうちに、どのカードをどこへ移動したのか混乱してしまってはいけません。カードの移動先がすぐにわかるように、4枚のカードにアルファベットの記号をつけました。
回転しているカードを正しい向きに変えました。
カードの場所を変えたられた上に、向きまで変えられてしまうとどこから手をつけてよいのかわからなくなってしまいそうです。4枚のカードの向きを正しく直してみました。これでかなり考えやすくなったのではないでしょうか。
しかし、カードが置かれている場所はバラバラのままです。カードは、移動しやすいように少し縮小しました。
Dのカードを正しい場所に移動しました。
Dに書かれている文字の一部分は結構特徴的です。このカードと残りの3枚のカードをうまく組み合わせると元の漢字になります。正しい場所に置かれたカードのアルファベットには黄色い円をつけていきます。
そろそろ、「わかった!」という人が出始めていますね。でもまだすべての人がわかってはいませんよね。別のカードを正しい場所に移動してみましょう。
今度はBのカードを正しい場所に移動しました。
BとDのカードはつなげることができます。つなげた時の形を想像できるでしょうか。つなげた形を想像してみて下さい。これからつなげて見ます。
BとDのカードをつなげました。
BとDのカードをつなげると、下のような形になりました。あなたが想像した形と同じだったでしょうか。
残っているカードは2枚です。あと2枚だけなので簡単にわかりそうなのですが、いかがでしょうか。意外と難しくありませんか。
AとCのカードはこのままの場所に置いておいても良いのでしょうか。
AとCのカードの場所を取り替えました。
これで、AとCのカードの場所は正しくなりました。わかったという人が劇的に増えているのではないでしょうか。しかし、まだ、わからないという人もいるようです。
AとDのカードをつなげました。
元の形がはっきりとしてきました。もうお分かりですね。念のため、残っているCのカードもつなげましょう。
では、答え合わせをしましょう。
答えです。
4枚に切り分けられる前は、「謎」という漢字でした。
アルファベットの記号をとってしまいました。
折角ですから、アルファベットの記号をとって漢字だけが見られるようにしました。
最初の図にあったカードを組み合わせると、この大きさの漢字になります。
答えが出てしまうと、「なぁんだ、この漢字だったのか。」なんて思ってしまいます。実際にカードを動かして漢字を作ってみたいという人は、最初の図を切り取って遊ぶこともできます。
分解されてしまった漢字を復元するというのは意外に難しいものです。漢字を題材としたパズルの中には、何が意味不明なデザインにしか見えないのに、見方を工夫すると漢字が現れる という錯視を利用した漢字のパズルもありました。