ホテルと言うところは、1日の旅の疲れを癒やすだけでなく、その場の空間の居心地の良さを愉しむという点もあり、単純に寝るだけではないという点にも注目すべきではあります。そんななか、こちらの鎌倉に有る「メトロポリタン鎌倉」は、そんな心地よさを追求した一生に一度は泊まるべきホテルであります。
メトロポリタン鎌倉とは
駅から徒歩2分、鶴岡八幡宮のメイン通りに面した、好立地好アクセスなホテルです。それでていてお値打ちということで、これはぜひとも泊まるしか無い。やはり現在コロナ禍ということもあり、空室も目立つため、ホテル側としてもなんとしてでも客は入れたいはずだ。
そんな時に利用してあげるというのはある意味「助け合い」の精神として日本人の理にかなっている。と考えたい。ということで早速その「メトロポリタン鎌倉」に向かいます。
入り口はホテルというよりも、モダンなショップ。それもそのはず、1階には無印良品が入っている。最早ホテルと無印良品がどちらが主導権を握っているのかわからないぐらい同化している。
入ると、まるで美術館のような佇まい。そして目の前に中庭が突如登場。中庭をキャンバスに見立てたような美しい出で立ちは、来訪客の心を心ゆくまで癒やす。
室内はこんな感じ
ということでこちらがお部屋。(色々物品が置かれているのはスルーしてください。)
部屋は「 鎌倉小町ダブル【禁煙】」というもので、160cm幅のベッドで1人でもカップルでも泊まれるサイズであります。
もちろん今回はソロでたっぷり空間を楽しみます。
もう少し引くと、洗面台・風呂などがあります。いつも泊まるようなビジネスホテルのユニットバスとは違い、風呂とトイレが分かれているだけでこれだけ高級感が出るというのは、何とも贅沢なものである。
トイレは最新型のウォシュレット。広さも十分なので、朝籠もっても体が両サイド締め付けられるということはなさそうだ。
お風呂も十分な広さ。ビジネスホテルでは味わえない、シャワーを風呂桶の外で使えるというのは本当にありがたい。やはり観光地のホテルは違う。
洗面台にはアメニティが揃っております。水2本が置かれているが、なんと冷蔵庫にも水2本があり、合計4本の水を確保できる。緊急時にも安心だね。
そして、アメニティがやたら豊富で、タオルやひげ剃りといった一般的なものから、入浴剤、保湿剤、乳液、ヘアドライヤー、さらに靴下まで用意されている。至れり尽くせりで、むしろここまでしてもらっていいものかと感じてしまう。
部屋には巨大テレビ
部屋には巨大なテレビ壁に埋め込まれており、場所を取らない設計になっている。若干この辺は、違うホテルを連想されてしまいそうだが・・・いかがわしくない、れっきとした普通のホテルだ。
もちろん寝ながらテレビも見れます。
Wi-Fiのパスワードなんかもここに書かれており、通常ならば机などに置かれている案内マニュアルがここに集約されている。
問題は作業机がない
1点問題が有り、作業机がない。写真の奥に有るような丸テーブルはあるが、色々小物を置くと、一杯になる。
我々ライターは椅子に座ってコーヒー片手に作業を行いたいがそれができない。
しかしここはビジネスホテルと違うので、そのへんは割愛しているのかもしれない。仕方ないので、椅子の上で作業を行う。
枕元にUSBがあるのはありがたい。寝ながら充電なんていうのも、地味に嬉しいわけです。また、USB電源ソケットを忘れてもこれならそのまま差し込めるので便利。もちろん貸し出しでUSBのケーブルも有る。
Wi-Fiも使えるので、もはやコードを忘れたり電源を忘れたりしたとしても、安心できるサービスというわけです。
最後に水は4本確保できるので、いただけるものであればいただいておこう。
気になる価格はダブルの部屋で15,000円と、ビジネスホテルよりは少々高めではあるものの、ここまでのサービスと駅近の立地であればもう言うことはないだろう。
さらに、今回は朝食セットもついていたので、1階にある無印カフェで、ゆっくり至福のときを過ごすのもよいだろう。チェックアウトは10:00まで、ゆっくりできる。ただし、人での少ない朝方、風情ある鎌倉の街をぶらりするのもよいだろう。
ということで、もし鎌倉に来たらこの「メトロポリタン鎌倉」ぜひともおすすめしたい。
参考:メトロポリタン鎌倉