いつか来ると言われ続け、なかなか来ない巨大地震。しかし東日本大震災以降、その不安が現実味を帯びてきている昨今、その日は着実に近づいているのかもしれません。まるで死刑宣告をまつ囚人のように。ということで現在ネットでは首都直下型地震や南海トラフがそろそろ来るのではないかという噂が拡散しております。
次々目撃される地震雲
今朝の地震雲みて!埼玉 北の空 #地震雲 pic.twitter.com/34vUT5uN4B
— ジョアン (@6499yuko) July 26, 2019
比較的大きな地震が発生する際に必ず報告が上がる「地震雲」。まるで戦の「狼煙」を上げるかのごとく日本各地で目撃されております。しかしそれは地震が発生したあとに話題となり、発生する前はほとんど情報として上がってこないのです。
事前にこの地震雲は危険なのではないかとわかればよいのですが、そういうわけにも行かず必ず発生後に話題となる厄介な雲です。
また地震雲だけでなくその他の気象現象も「地震」の前兆ではないかと騒がれます。
すごい彩雲に出会った.
空を駆ける積雲の縁が,太陽の近くで肉眼でよくわかる鮮やかな虹色に!風が強くて雲も虹色もダイナミックに変化していて,思わず見惚れてしまった. pic.twitter.com/LEVP8AQzra— 荒木健太郎 (@arakencloud) July 27, 2019
彩雲
【レア現象】7月28日には仙台市などで『環水平アーク』と『ハロ現象』のコラボの目撃情報が!ただ環水平アークは巨大地震の前兆という説も!2020年巨大地震発生説のある『首都直下地震』・『南海トラフ地震』にも要注意!天気のあれこれ https://t.co/YFemii0nHP#揺れた #地震 #地震雲 #環水平アーク
— 天気のあれこれ (@kRxzbO5LPWX8up4) July 28, 2019
環水平アークなどもそのうちの一つです。
しかし、これら地震雲・彩雲・環水平アークが地震と直接関係する科学的な根拠はなく、またそもそもこれら現象は日本各地で目撃されております。
仮にこれらが「地震の前兆」であれば、もはや毎日が地震となってしまいます。(実際には毎日どこかで地震ははっせいしておりますが)
これを踏まえ、そろそろ地震が来る・2020年に地震が来るという謎の根拠が出回っており、不安を煽るアカウントも出てきております。
2020年に地震がくる!?
台風接近 関東・東海は梅雨明け前の最後の試練 https://t.co/j9iGjRzewD 私が、今年最も警戒している大規模な台風や地震、火山の噴火等の災害が日本列島に現実に襲い掛かって来るのは、南海トラフ巨大地震などが最も過去に多く発生している8月~11月と12月、2020年の1月~6月と見込んでいます!
— 下家 猪誠 (@Isei_Shimoie) July 25, 2019
巨大地震を的中させてきた木村博士が語る危険度が高い場所とは!? https://t.co/nHr9KQGypV:箱根山は2020年までに噴火する可能性がある。川内原発と桜島のカルデラ破局噴火は・・・・・伊豆諸島沖地震の予測 pic.twitter.com/tYN8jmsh3u
— 自考志向 (@JIKOUSIKOU) July 29, 2019
【ヤバすぎ】「2020年までに南海トラフ巨大地震が襲来する可能性は極めて高い」!! 専門家が予兆ありと警鐘 https://t.co/uRBvdvQr3B
— ☆ 西野七瀬 ☆ (@extreme3hotel) July 28, 2019
もちろん2020年に巨大地震が来るという根拠はなく、ツイッターのツイートタイトルだけをみればあたかも来るのではないかと不安に駆られますが、接続先のサイトを見るとやはり根拠のない情報であったり、そもそもサイトが存在しなかったりします。
これらネットの不確かな情報に踊らされてしまうと、いざ本当に地震が発生した際に、右に左にあらゆる方向に受け流されてしまい、最悪逃げ遅れます。
確かな情報を正確に掴み取ることが生存への第一歩なのかもしれません。