事故物件と聞くと、何だか物騒だな…と思うのかもしれませんが、そのとおりです。テレビや映画でも割と最近話題のこの「いわくつき事故物件」。実際どのような経緯でそこに住むことになるのでしょうか。好き好んで契約するなんて言う人は居るのでしょうか、今回さっそくその辺を調査してみました。
事故物件とは
事故物件とは、ざっくりいうと「人がお亡くなりになられた物件」です。ただし基準は実は曖昧で、明確な線引はないようです。
不動産専門サイトSUUMOによると…
「基本的には、入居者が亡くなる場所となった物件を指します。亡くなる原因はさまざまですが、大別すると『殺人』『自殺』『自然死』の3種類です。ただし、この3種類を同等に『事故物件』と扱うべきか否か、基準は極めて曖昧(あいまい)です。
引用:SUUMO
業界的には「心理的瑕疵」という部類なのですが、見た目は普通だが、周囲の住人などから後々話を聞いて、精神的に病む恐れがあるので、そのようなカテゴリーに含まれます。
告知義務は無いが、後々トラブルになるので、多くは事前に告知されるのが一般的。
どのような経緯で「心理的瑕疵物件」を知るのか
ではどのような過程で心理的瑕疵物件を知ることになるのか。
実は今回偶然その「心理的瑕疵物件」に遭遇。
そのタイミングは、内覧等を終え、契約をする一歩手前の段階だった。
ただし、事故物件共有サイトいわゆる「大島てる」には記載がなく、全く分からなかった。
後々考えてみれば、部屋の妙な負のオーラ・ニオイ・雰囲気で、何となく察することが出来た。
それは単なるプラシーボ効果なのかもしれないが、とにかく不気味。
とはいえ、ここは秒刊SUNDAY記者として、記事にすべきと、迷うことなく契約。
実はテレワークの作業場所が欲しかったので、別に前の住人が死んでいようと、どうでもいい。
人が死んでいる。それをいい出したらきりがない。
その場所で石器時代から換算すると、数百万という人が死んでいるはずだ。
一人や二人、今更という話だ。
部屋の様子
部屋は至ってシンプル。6帖+キッチン+ユニットバス。
ただ、床が妙にフニャフニャで、歩くと弾力がある。(そういう素材らしい)
しかし、そんな床にリフォームしたのは、当然前の住人がそこで亡くなっていたことを意味する。
通常、人が亡くなれば腐敗が進み、ベッドなどに腐敗液が充満。
更に床にはその液体の色がつく。当然張り替えなければならないのは想像するに固くない。
芳香剤や消臭剤が更に悪臭をパワーアップさせる
更に、不動産屋のはからいで、消臭剤・芳香剤が至るところに設置。
なんとかニオイを消そうと試みようとするも、ニオイが更に複雑化し、悪臭としてはむしろパワーアップ。
とんでもないバフをかけてしまっている。
とにかく「無臭」をうたう、ホテルでも使われているレベルの強力な消臭剤で、かき消すも、焼け石に水。あまり効果はない。
結果、ニオイはとれることはなく、これ以上抵抗しても無駄だということが判明。
ダスキンなどプロに頼んで発生源を根絶やしにする必要がありそうだ。
次の段階としては、この事故物件をいかに快適にするか。
そのへんをまたレポートしていきたいと思う。