一度発生すると大きな被害となる火災は、様々な事故の中でももっとも恐ろしいもののひとつです。日常生活の中でも大きな被害とまでならなくても、ちょっとした小火が発生することは珍しくもないでしょう。現在、ネット上では、あのコカ・コーラを使って消火を行う映像が衝撃的すぎると話題になっています。なお、今回紹介する動画は”香港”と記載されていますがコメントや報道を見る限り”中国”のものである可能性が高いようです。
コーラで消火を行う映像が話題に
現在、ネット上でこんな映像が投稿され話題になっています。
香港の消防士は、コカ・コーラのボトルを家に置くことをお勧めします。火事が発生した場合は、キャップを開け、親指をボトルに差しコカ・コーラを振って、炎の底に直接撃ちます。すぐに火を制御できます。二酸化炭素には消火効果があります。香港の消防士による実践映像です。pic.twitter.com/i5I1FnYfEy
— 布路川梶太 (@P6AX3Er3HqoQynY) June 21, 2021
映像の中で消火活動を行う人物が火にかけているのは、なんとジュースのコカ・コーラとのことです。ツイートによると「二酸化炭素には消火効果があります」と書かれており、映像内でも振ったコーラを勢いよく浴びせあっという間に消火に成功していますね。理屈はわからなくもないですが、これは衝撃的です。
SNS上では「知らなかった」「これは凄いですね」と驚きの声が続出しています。
失礼致します。多分、、、コーラじゃなく炭酸水のが良いと思います。コーラは砂糖が多量なので、炭化した場合大変な事になると思います。
— kimiy (@SudoKimihito) June 21, 2021
また、コメントを見ると「コーラよりも糖分を含まない炭酸水のほうが望ましい」といった意見も。
浙江省の消防隊員は「コーラでの消火」実験を行い、コーラで確かにすぐに火が消えることを実証した。
Source:チャイナネット
ただ、 こちらに関しては”香港ではなく中国の消防士ではないか”との指摘が多く、実際に中国メディアでも類似のニュースが取り上げられていることから恐らく香港ではなく中国で行われている消火方法と考えられます。
しかし、消防隊員により実際にコーラによる消火が実証されているとのことで、一定の条件下を満たすのであればこの方法は有効なようです。
とはいえ、コーラを使った消火は油による火災には効果がないとのことなので、日本で活用できる機会は少なそうです。加えて言うと相当な技術が必要なようで安易に真似できるものもありません。
こちらのように人を選ばず使える工夫が今後も増えていくことに期待したいものです。
Source:チャイナネット