耳に装着して音楽を楽しんだり、手を使わずに電話ができたりとイヤホンは言うまでもなく非常に便利なアイテムです。外を歩くときはもちろん、昨今ではリモートワークの普及で自宅内でも利用する機会が増えていますよね。ワイヤレスイヤホンなど便利なタイプもどんどん増えているので、利便性が高くなっていることもあり街を歩けばイヤホンを着けている人を多数見かけます。そんな便利なイヤホンですが、使い方によっては耳の病気の要因となる恐れがあるとのことで、話題になっています。
増えるイヤホン装着の機会
最近ではテレワークの普及もあり、外だけではなく家の中でも会議などのためにイヤホンを着けている時間が増えた人も多いようです。
5月末でテレワーク終了\(^o^)/嬉しいっ!テレワークも長くなるとだらけて来るので甘えが...。出勤時間の枠を気にせず入られるのは至福だった。長時間の延々とくだらない糞ワイドショー編成に、PCやスマホでYouTubeでヒーリング系音楽をイヤホンで聴いてテレビ音消し、部屋移動してストレッチやら
— 亜紀 (@aki_retoro) May 27, 2020
確かにイヤホンを使えば余計な雑音を省くことができるため、スピーカーよりもクリアな会話がしやすくなる利点があります。外に声が漏れない点も大きいでしょう。
ワイヤレスイヤホンであれば、作業の邪魔にならないことも人気の理由ではないでしょうか。
外耳炎の要因となることが話題に
しかし、そんな便利なイヤホンですが、使い方によっては外耳炎といった耳の病気を招く恐れがあるとのことです。SNS上ではイヤホンによるリスクに関する注意喚起の投稿がされ、話題になっています。
リモートワークで一日10時間イヤホンつけていたら外耳炎になりました。音楽家の友人からは「知ってたら絶対止めた」と。状況が許すなら極力スピーカーにした方が良い。リモート会議が多い方、お気をつけください。
— 漆原正貴@『はじめての催眠術』9月刊 (@japanfield) August 28, 2020
SNSでは投稿されている内容のようにイヤホンによって耳を傷めてしまったことがある、というユーザーが多くいるようです。
イヤホンや補聴器などの耳栓を長時間耳に入れていると、耳の中が高温多湿になり、カビが生えやすい環境になります。
このように耳にカビが生える症状を外耳道真菌症といいます。
引用:しおもりクリニックNEWS
イヤホンを着けっぱなしでいることによって、耳の中が多湿になり、菌の温床となる危険性があるとのことです。
耳への負担を減らすためには
この話題に対して、SNS上では耳への負担を減らすための工夫が投稿されています。
耳鼻科医として知っていてほしい
リモートワークでのイヤホンの長時間使用→外耳炎は結構見かけます
スピーカー、首掛け型スピーカー、せめてヘッドホンを使う、さまざまな選択がありますので、長時間使う方はご注意を
ひどい場合は真菌症といってカビによる症状も出ますhttps://t.co/xu2RHIyn8J https://t.co/sviLaTBwun
— ひまみみ耳鼻科 (@ent_univ_) August 29, 2020
外耳炎持ちの私は骨伝導ヘッドホンを愛用中。 https://t.co/GCYKEZGNBz
— ほげくん (@YouWillSeeHoge) August 28, 2020
主に「イヤホンではなくヘッドホン型を使う」「首掛けスピーカーなどスピーカーを使う」といった方法がやはり定番のようです。
また、
予防として、長時間つけたままにせずに、1時間おきに外して外気を取り入れる事や、菌の発生を防ぐため使用器具を清潔に保つ事が大切です。
使った後のイヤホンや補聴器は小まめに清掃する事で菌が発生しにくいように出来ます。
引用:しおもりクリニックNEWS
小まめに取り外し、イヤホンを外気に触れさせる、小まめに清掃し清潔な状態を保つといった、イヤホンの扱い方も重要となるようです。
以前にもワイヤレスイヤホンの活用法が話題になりましたが、利便性だけではなく健康面にも気を付けて利用していく必要があるようです。
source:しおもりクリニックNEWS