最近では日本国内でも紙巻タバコを吸っている人はかなり少なくなった印象です。これはたばこの値上げや健康被害への関心の高まりということもありますが、電子タバコの普及の影響も大きいですよね。所感ですがIQOSやglo、Ploom TECHといった電子タバコがここまで急速に普及するとは思っていませんでした。これだけでも凄い変化ですが、ニュージーランドではより厳格な措置が検討されており、話題になっています。
ニュージーランド、2027年から若年層のタバコ購入を禁止に
ニュージーランド政府は、若年層のタバコ購入を生涯に渡って禁止する方針を明らかにしました。
NZ、若年層のたばこ購入を生涯禁止へ 27年から https://t.co/7uofEOjbJw
— ロイター (@ReutersJapan) December 9, 2021
この法案は2027年施行の予定で、同年に14歳になる人は国内で合法的なたばこの購入が認められなくなる。
引用:ロイター
とのことで、これは禁煙対策として、現時点でもっとも厳しいものになるそうです。生涯購入禁止って凄いですね……。
もし、この法案が施行となれば、ニュージーランドはタバコの販売そのものが禁止されているブータンの次に厳しいタバコ規制国となる見通しです。
この報道にSNS上でも様々な反応が見られ、「日本はこんな風にはならないでほしい」と反対もあれば「ついにこの時代が来た、全面的に応援したい」といった肯定的なものまで、その内容は賛否両論はっきりと分かれている印象です。
ユーザーサイドの事情としては『やるな』と言われれば言われる程やりたくなる断崖絶壁野郎は万国共通でいるだろう?
バイヤーサイドの事情としては合法でなくなった瞬間から非合法な商売が成立する条件が整う…反社の資金源を文字通り『合法的』に増やすだけだと思うんですよね…。
悪手では?— スロジャンキー (@mcHmuCQZmDysumH) December 9, 2021
賛成、反対といった意見以外では、この厳しい措置に対して「違法な方法で喫煙しようとする層が出てくるのでは」「酒の方が全体でいうとトラブルが多い気もするけど」「反対にドラッグの広がりに繋がってしまうのでは」など別の新たな問題を生み出す要因となるのではないかと疑問視する声も多く見られます。
当然世の中には喫煙者もいればそうでない人もいるわけですから、意見の一致は難しいところですね。国内の変化を見てみますとオフィスや商業施設でも電子タバコのみOKといった喫煙室が増えてきている気がします。現在の密防止の観点からもこれはなかなか良い工夫に思えます。
いずれにせよどちらの立場でも納得のできる、バランスの良い対策が少しずつ整えられていくと良いですね。以前には電子タバコではなく、水タバコも話題になっていました。
source:ロイター