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AIがどんな文章でも3行に要約してくれるシステム、日本昔話を要約してみた結果が衝撃的


image:秒刊SUNDAY

夏休みの読書感想文、物語のあらすじ、論文の要点をまとめる……など長文を要約することは、意外と難しい作業ですよね。実は今、どんなに長文でも3行に文章を要約してくれるシステムがあるとTwitterで話題になっています。今回は、桃太郎、かぐや姫など日本人なら誰でも知っている日本昔話を要約したらどうなるのかを検証していきます。

話題のツイート

走れメロスを要約した、奇抜な3行の文章です。言われてみれば……とは思いますが、想像の斜め上を行く回答ですね。

メジャーどころの誰でも知っている日本昔話は3行に要約したら、どうなるのか?さっそく試してみることにしました。

日本昔話で3行要約してみた

image:秒刊SUNDAY

どんな文章でも、AIが3行に要約してくれるELYZA DIGESTと言うシステムを使います。

メール、対話テキスト、小説、ニュース、議事録など何でも要約が出来るのは便利ですね。

要約の仕方は至って簡単です。表示されているフォームに要約したい該当のURLを入力するか、文章を入力します。その後、要約スタートボタンをクリックして、しばし待つと要約された3行の文章が表示されます。

今回は日本昔話を、3行要約していきます。

image:秒刊SUNDAY

福娘童話集から、日本昔話の文章を拝借して試していきます。

まずは、日本昔話といえば「桃太郎」ですよね。試してみましょう。

結果はいかに……?!

image:秒刊SUNDAY

◎桃太郎

桃太郎が十五才になり、旅人から「鬼ヶ島へ行こう」と頼まれた。鬼ヶ島へ行くと、鬼退治に行くと、犬がキビ団子をあげてお供に加わった。犬は鬼ヶ島へ行き、鬼退治に行くと、桃太郎は元気よく出ていった。

えっ?おじいさんとおばあさんは?桃から生まれたことも触れられていません。そこ結構、重要な気もしますが……。

ワードが重複しているのも気になります。でも面白いですね。どんどん試していきましょう。

続いてはあの名作「ツルの恩返し」です。桃太郎の時と同様に文章をフォームに貼り付け、要約スタートボタンをクリックしました。

果たして結果は……。

image:秒刊SUNDAY

◎ツルの恩返し

貧しい娘が、おった布を売ったお金で幸せに暮らした。おった布を売ったお金で、娘は幸せに暮らした。おった布を売ったお金で、娘は幸せに暮らした。

え、えっ?おった布を売ったお金で幸せに暮らした。が3回連続で表示されました。こ、これは面白可笑しくて、筆者は抱腹絶倒してしまいました。でも、幸せに暮らせたようで安心しました。よかったですね。

続いて、ここ掘れワンワンでお馴染みの花咲かじいさんにもチャレンジ。上記と同じ要領で進めました。

◎花咲かじいさん

あるおじいさんが犬を飼っていた犬が、庭に墓を作ってやると不思議なことが起こった。犬は犬をなぐりころし、お墓からウスを作り、おもちを作った。しかし何も起こらず、お殿様は怒って犬をろうやに入れてしまった。

花咲かじいさんの一番の見せどころである、桜の話が出てきません。えっ?全然違うお話になっていますね。最後は犬をろうやに入れてしまった。という何とも切なく、悲しいお話になってしまいました。

続いて、亀を助けるところから始まる、あの有名な浦島太郎で3行要約をやってみます。

image:秒刊SUNDAY

◎浦島太郎

ある村で、少年が竜宮で過ごされた「時」を拾い、海に逃がした。少年は、少年が「もうそろそろ家へと帰らせていただきます」と話した。少年は少年が「もうそろそろ家へ帰らせていただきます」と話した。

「時」を拾い、海に逃がしたという素敵な表現もありますが、少年がもうそろそろ家へと帰らせていただきますという文章が2度出てきました。そんなに帰りたかったのでしょうか。亀というワードが出てこず、物語一の大事なキーアイテムである玉手箱が要約に入っていないのは、どうもしっくり来ませんね……。

image:秒刊SUNDAY

続いて、カニが持っているおにぎりとサルが持っているカキの種を交換するストーリー、さるカニ合戦を要約してみると……。

◎さるカニ合戦

カニに、サルが「カキの種をまけば毎年おいしいカキの実がなるよ」と頼んだ。カニは、カキの実をさるかに合戦し、サルはカニにカキの実をぶつけた。サルは「うるさい、これでもくらえ!」とカニにカキをぶつけていた。

これは、さるカニ合戦だと分かる内容ですね。サルの意地悪さが前面に表れている3行要約です。

そして、最後にかぐや姫に挑戦、結果は……。

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◎かぐや姫

かぐや姫が、満月の夜には月へ帰らなくてはならないと知った。満月の夜、何千人もの兵士がかぐや姫の家の周りを守らせた。かぐや姫は、毎晩毎晩悲しそうに月を見上げては泣いていた。

こちらの3行要約の内容も、かぐや姫だと分かりますね。かぐや姫とおじいさんの出会いも触れられていると尚良いですよね。

一部、日本昔話の本来の物語を逸脱しているものもありましたが、想像の斜め上の回答がかえってそれが面白く、次々と3行要約を試してみたくなりました。ぜひ、皆さんの長文を3行要約を試してみてくださいね。

AIといえば、LINE大喜利AIのオリンピックの新しい競技は?の回答が秀逸、他にも色々試してみたも話題になりました。

Source:ELYZA DIGEST/福娘童話集

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