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発想の転換が必要!別の馬に2人の騎手を乗せる問題!


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馬2頭と2人の騎手の模型です。騎手は何かにまたがっていますが、これは鞍のようです。この2人の騎手をこの馬とは異なる別の馬に乗せることができますか。騎手を乗せるだけなのですから誰にでもできそうです。簡単すぎてお話にならないなんて思ってはいけません。別の馬を見つけるには、思い切った発想の転換が必要です。
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写真だけではイメージをつかみにくいと思います。実際に馬を手にもってみました。

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鞍にまたがった騎手です。股の下に空間ができています、これなら簡単に馬の背中に乗せることができそうです。簡単なのではないでしょうか。

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ほら、騎手を簡単に馬に乗せることができましたよ。でも、何か変ですね。別の馬に騎手乗せるのですから、この馬に乗せても答えにはなりません。さて、どうしたらよいでしょうか。もう一度馬を見てみましょう。

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2頭の馬の姿です。目の前に2頭の馬がいるのに、この馬に騎手を乗せてもだめですよということです。これ以外の馬は見当たりません。これはもしかしては、出題ミスではないでしょうか。いえ、出題ミスではありません。

答えを出すには大幅な発想の転換が必要です。もし、あなたが発想を転換することを意識せずに、難なくこの問題を解くことができるとしたら、あなたはもともとかなり柔軟な思考力を持っている人です。多くの人にとっては、なかなか答えにたどり着けないと感じる問題です。できると、かなり嬉しいと思います。

ヒントは、2頭の馬の置き方を色々と考えることです。

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2頭の馬を背中合わせにしてみましょう。おやっ!2頭がくっつくと別の馬が現れてきたような...。ちょっと見方を変えると良いのですよ。気づかれましたか?

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ピンク色の馬と黄色の馬が現れてきたでしょ?今見えている馬は、胴体が離れていますが別の馬のように見えます。あとは騎手を乗せれば良いのです。もうお分かりですね。


-答えです

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ほらね、騎手を、最初にはいなかった別の馬に乗せることができましたね。さらに、最初の馬の模型は元気がなさそうでしたが、騎手が乗っている馬は元気よく駆けているように見えます。こんなことまで考えて、この4個の模型を作った人の頭の中ってどんな風になっているのでしょう。

ところで一番最初の写真、「どこかで見たことがある!」と思った人はいませんか。

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それは、こんな絵ではありませんか。これは、サム・ロイド(1841年1月31日 ~ 1911年4月10日)という、アメリカのパズル作家が考えた「トリックドンキー」というパズルの問題です。紙に描かれたこの絵を3枚に切り離し、2人の騎手を同時に2頭のロバに乗せるという問題です。

このパズルからヒントをもらって、今回の問題となった馬と騎手の模型が作られたのではないでしょうか。紙に描かれている騎手は、模型とは違って1枚の紙の中に2人描かれています。

画像掲載元:サム・ロイドの「考える」パズル

サム・ロイドは数多くのパズルを残していますが、元気に駆けるロバをつくるパズル も、彼の考案したパズルでした。

(秒刊サンデー:わらびもち)

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