
「3+4の答えが579になんてなる訳ないでしょ!」と指摘されてしまいそうです。そうです、3+4の答えは7になるはずですから。しかし、この式に隠されたある規則を見つけ出すと、3+4=576となるのです。そして、同じ規則を使うと5+3=4825となるのです。その規則を見つけ出して、4+5がどのように表されるのかを答えて下さい。

3+4と5+3という2つの式の答えは足し算をして出てきた答えではありません。これらの式に隠された規則を使って、579と4825という答えを出しています。さて、それはどのような規則なのでしょうか。そして、4+5の答えはいくつになるのでしょうか。
図の中に4つの”?”が書かれていますが、このままでは説明の時に区別がつかないので、A、B、C、Dという4つの文字に置き換えて考えていきましょう。

-〇同士、□同士の数字
〇同士、□同士の数字の間には、ある関係があります。2つの式をよく見てください。5や4という数字がどのようにして出てきたのかが頭の中に浮かんで来るのではないでしょうか。

-□で囲まれている数字はどこから来たのでしょう
□で囲まれている9や25はどこから出てきたと思いますか。左辺にある3や5という数字に着目してみてください。3を2乗すると...。
ここまでのことがわかると、A、C、Dに当てはまる数字がわかります。あなたはわかりましたか。

3+4=579で、右辺の5は左辺の4に1を加えたものです。また、右辺の9は左辺の3を2乗したものです。5+3=4825についても同じ規則が使われています。この規則を4+5という式に適用すると、A=6、C=1、D=6となります。あとBの値がわかると、答えが完成することになります。

?がついている7と8は、どのようにして出てきたのでしょうか。左辺をよく見てください。

気付きましたか?左辺の2つの数を足すと7と8が出てきます。とすると、Bの値は...。もうお分かりですね。
-答えです
”????”の当てはまる数字は”6916”です。

数字とにらめっこしながら考えていくうちに答えが出てくると、本当に嬉しくなってしまいます。でも、「いや、この問題はそんなに頭を悩ませるほど難しくなかったよ。もっと歯ごたえのある問題を解きたい!」という方もいますよね。どうぞこれからの問題を楽しみにしてお待ちください。
数字を使ったパズルは数多くみられますが、こちらの数字を使った知性テスト は、大変奥が深く悩まされる問題でした。
(秒刊サンデー:わらびもち)