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この魔鏡に秘められた「衝撃的な機能」が想定外過ぎる件!


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高価そうな布張りの箱を開けると、こんなものが現れました。銅(多分青銅)でできているようです。重さは650グラムあります。直径はおよそ15センチメートルあります。写真でもわかりますが、表面には亀と鶴の模様が見えます。箱には「亀鶴図壽鏡」と書かれた紙が貼られています。鏡といわれても、とても鏡とは思えません。

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どう見ても鏡とは思えないので、裏側を見てみました。少しくもっていますが確かに鏡です。銅鏡と呼ばれるもののようです。博物館などで展示されている銅鏡は背面の文様ばかりが展示されていて、鏡の部分を見ることができません。貴重なのは文様ですからそれは当然のことかもしれませんが、鏡の部分に興味を持っている人も大勢いるのではないでしょうか。

試しに中を覗き込んでみると確かに周りの様子が映りました。子どもの頃、鏡に光を当てて遊んだことがあったのを思い出して、同じようにしてみました。するとどうでしょう、反射光を当てた部分になにか不思議なものが現れています。


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これが、反射光を当てた部分に現れたものです。鏡の表面が少しばかりくもっていることもあり、ぼやけているように見えますが、目を凝らしてよく見ると真ん中あたりに見えるのは鏡の背面にあった文様です。この銅鏡はただの銅鏡ではなく魔鏡といわれているものです。

魔鏡というのは、鏡の面自体は普通の鏡と変わりないのに、太陽光線の反射光を黒っぽい部分に当てると、裏側にある経文や文様などが映し出される鏡のことです。まさにこれは魔鏡です。


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鏡の向きを変えて反射させると、文様がもう少しはっきりと見えてきました。しかし、鏡面にくもりがあるせいか、この位が限界のようです。がっかりしないでください。鏡はあと2つあります。どちらも魔鏡です。早速お見せしましょう。


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こちらの魔鏡は、直径がおよそ7センチメートルです。箱には、”西漢見日之光鏡”という上書きがついています。反射光を当てて見ると、驚くような文様が現れてきました。現れてきたのは、背面の文様とは異なる文様です。


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こちらが映し出された文様です。どこをどう見ても背面にこのような文様は見当たりません。仏像のようにも見えますが、女性のようにも見えます。キリスト教が禁止されていたころ、信者の人はキリストやマリア様が映し出される魔鏡を持っていたことがあるそうです。

この魔鏡がそういうものかどうかはわかりませんが、とにかく背面の文様とは異なる文様が現れてくることには驚かされます。


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他の鏡に太陽光を反射させた画像ではないかと考えてしまう方もいるでしょう。念のため、鏡で太陽光を反射させている写真も載せておきます。両方にピントを合わせることができないので、鏡の方は少しぼやけています。


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もう1枚の魔鏡です。こちらの大きさも直径がおよそ7センチメートルです。こちらは、太陽光を反射させたときに現れる文様は、背面の文様と同じです。箱についていたと思われる上書きはありませんでした。


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こちらが、太陽光を反射させて映し出された文様です。7センチメートルという大きさが手ごろなのか焦点が合っていてはっきりとした画像が映し出されています。

不思議なことに、魔鏡に当てる光は太陽光でなくては反射しません。太陽光であればいつでも良いというわけでもなさそうです。天気が良くて強い太陽光がある時でなければならないようです。

魔鏡は見ただけではそうとはわかりません。もしかしたら、あなたが今までに見たことのある銅鏡の中にも魔鏡があったかもしれませんね。そうそう、魔鏡は鏡面をきれいにしようとして磨きすぎると、文様は現れなくなるそうです。もし、手にすることがあったら注意してください。

魔鏡は不思議な鏡ですが、背面と異なる文様が現れる魔鏡はもっと不思議ですね。長崎のからくりまんじゅう の不思議さにも好奇心がかきたてられましたね。

(秒刊サンデー:わらびもち)
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