日常生活において、ATMを使うというのはもはや日常茶飯事となってきました。銀行に行かずして、コンビニに設置されているATMでせっせとお金をおろす姿はよく見かけるわけですが、そんな身近なATMになんととんでもなく巧妙で卑劣な罠が仕掛けられているというのは誰もが想像できません。しかし実際あるようです。
ー判断出来るものなのか
Off duty @MPSNewham Special Constable has sniffed out a covert camera recording the pin pad of this ATM in @MPSWestminster. This is why it is so important to #CoverYourPin when taking out cash. pic.twitter.com/foTvoqlcmY
— MPS Specials (@MPSSpecials) 2018年5月7日
こちらイギリスロンドンの警察によって公開された最新のATMハッキングシステムです。どこに仕掛けられているのか?と言う前に、そもそもこのようなATMにハッキングされているなど誰もが思わないはずです。見た目は普通、そしてそもそもセキュリティが強固であるはずのATM。ハッキングという行為がまずある事自体ありえないのです。
ところがそんな気の緩みが我々を恐怖の底へと陥れるのです。ということで今一度このATMを確認いただき何が不自然なのか考えていただきたいわけですが、ご安心下さい。実に巧妙。まずわかりません。
画像:MPS Specials (@MPSSpecials)
MPS Specialsによりますと、この明細書が出てくるこの場所にカメラが仕掛けられているというのです。そしてその横にあるのはそう、パスワードを押すためのテンキーです。
犯人はこのパスワードをハッキングするためにこの明細書が出てくるプリンターの裏にカメラを仕掛けるのです。
もちろん、ATMを破壊すれば店員にバレバレですので、明細書のプリンターの上にそれっぽいカメラ付き偽プリンターを貼り付けるのです。
偽プリンターの下には全く同じ本物のプリンターがあります。これは全くわかりませんし、店員でさえも気づかないでしょう。
犯人は遠隔地でこの映像を入手し、パスワードそして別途設置してあるスキャナーで読み取ったカード番号をもとに、キャッシュカードを複製してしまうのです。
ロンドン警察はこのような犯罪に注意を呼びかけておりますが、ほぼこれは回避不能で年々仕組みも巧妙化するということもあり、もしやられた場合は不運と思うしか無いのかもしれません。もちろんこれは海外だけの話ではないはずです。
以前米国のハッカーがイランに芸術的過ぎるハッキングをして話題となりましたが
こちらはリアルに被害が出ます。ご注意を。
画像掲載元:Twitter / MPS Specials (@MPSSpecials)
(秒刊サンデー:たまちゃん)