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自転車を盗んだ犯人に「意味深な伝言」を公開した結果!


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置いたはずの場所に自転車がない!そういう経験をしたことがある人は多いだろう。決して高級な特別な自転車ではないはずなのに、鍵をしっかりかけたはずなのに、それでも盗まれてしまう自転車。家の前においていたのにもかかわらず自転車を盗まれたニューヨークブルックリン在住の女性が犯人へメッセージを出した!そのメッセージがもたらした意外な展開をご紹介!

―自転車を盗んだ犯人に告ぐ!

自転車が盗まれたのは一週間ほど前の土曜日。

半分は私の責任だし、もう半分は旦那の責任。だけど、100パーセント盗んだ奴の責任だ。

ロックのついた前輪だけが残されていて、その時私は思った「犯人に小さなメッセージを送ろう」と。

いや、実際とても大きなメッセージだった。大きなカードボードに黄色い文字をデカデカと書いた。そしてそれを大家さんに許可をとって、入口に掛けた。

入口を塞ぐほど大きなサインだ。

「自転車を盗んだ犯人に告ぐ!私よりもきっとこの自転車が必要だったんだろうと思う。でも、この自転車は200ドルの中古だし、通勤に使うために必要な自転車でした。もう一台買う余裕なんてないんです。次にもし誰かのを盗むなら金持ちのプジョーの自転車か、もしくはもう二度と盗むな!
追伸:自転車返してください」

自転車に詳しくない人に説明すると、プジョーの自転車とは、ものすごくかっこいい、1000ドル以上する自転車のこと。確かにこんなメッセージを書くなんて、ばからしいことのように思えたけれど、旦那と私はそれ以来、自転車の鍵をさらに厳重にしたし、近所で他にも自転車が盗まれていることを知って、ご近所にもこのことを知らせなければならないと思った。

そのサインは7日間掛け続けた。

最初にうちのドアをノックしたのは、二人の若い黒人だった。たぶん20代と10代。子供用の青いマウンテンバイクを持っていた。

「あなたが自転車を盗まれたって人ですか?」

マイケルと名乗った方の彼が聞いてきた。

「俺も同じような経験があります。この自転車は家にあったもので、もしかしたら、使ってもらえるかなと思って」

その申し出に驚いて、すごくうれしいけれど、その自転車に乗れるかどうかわからないから、と言って断ろうとした。もちろん、自転車が使えるかどうかなんて、問題じゃなかった。その心優しい二人の行動に感謝し、結局自転車を受け取った。

次の日、吹雪になったので、旦那はそのサインを外すように言ってきた。でも、私はそうしなかった。
なぜなら、自転車が盗まれたのは週末だったから、少なくとも次の週末まではサインを掲げておきたかったのだ。

土曜日の朝、二回目のドアがノックされた。

玄関先には小さな中年のヒスパニック系の女性がピンクのGAPのスウェットとレギンスを着て立っていた。彼女は近所に住んでいるわけではないが、このあたりに仕事で来ていて、車を運転している旦那に頼んで2回も往復して、このサインをきちんと読んだという。メッセージに「仕事に必要」と書いてあったのを見て、何かできないかと立ち寄ってくれたのだ。

「どんな自転車が必要なの?」と彼女は聞いた。

「あまり自転車に詳しくはないんだけれど、もし、見つけたら、もってきてあげるよ」

実は私はシェア自転車にすでに登録していた。彼女には14ドル99セント払って自転車を利用することができているから、今は大丈夫だと伝えた。でも、とにかく、彼女が立ち寄ってくれたことがすごく嬉しい、と感謝の気持ちを伝えた。

「サインにあったプジョーの自転車を調べたら、すごく高い自転車だったわ!」と彼女が言って、二人で笑い合い、彼女は私にハグしてくれた。なんだかとにかく、すごく元気が出た。

このサインが何かを変えてくれたような気がした。

そしてまたドアがノックされた。

今回は白髪混じり頭の白人だった。

「このサインは君の?」彼は聞いた。

「自分のスタジオに行く途中に通りかかって、写真を撮ったんだけど、考えれば考えるほど何かをしなくちゃいけないような気になって…」

「ご親切にどうもありがとうございます」私はそういって、子供用の自転車をもらった事、ハグをもらったこと、そして何が一番素晴らしいかというと、みんなが親切に気にかけてくれていることだと説明した。

「実はインスタに載せて、いろいろと仲間うちで話したんだけど…、もしよかったら、その、君のサインを」そういって、彼は黄色で書かれた私の看板を指差した。「買わせてもらえないかな…、たとえば200ドルで」

私は大笑いして言った。「もしそうしたら、私はあなたのお金で新しい自転車買うわよ」

そんな私に彼は言った。「私はアートディーラーなんです。このサインには何か芸術的なものを感じるんだ」

結局私はボードを外して彼にこのサインは好きなようにしていいと言った。

彼は「インスタで結構話題になってるんだよ」と言った。

さて、この自転車を盗まれてから、いろいろあった。私はただ、自転車を取り戻したくて、最終的に200ドル手にしたけれど、なんだかそれだけでは物足りなくて、自分もこの親切の波に乗りたいと思うようになった。これは、ただ、自分が親切を受けるだけではだめなんだ。

私は1987年から操業していて、ジョアンナという女性のメカニックがいる小さな町の自転車へ行って、自転車が盗まれてからの出来事を話した。そして、マイケルからもらった子供用自転車を直して、もしよかったら新しい乗り手を探してほしいと頼んだ。
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特別な自転車ではないけれど、きっと私より、この自転車を必要としている人がいると思ったから。それ以来、私はツイッターで#KarmaCycleを広めている。

私が受けた親切の連鎖を他の人にも繋げて、それが世界中に広がればいいと思っている。

―海外の反応

・プジョーの自転車そんなにかっこよくない。
・プジョーもいろいろあるけど、高級でかっこいいのがあるよ。
・高級な自転車を盗め!っていうのはよくないなぁ。
・すごいいい話だった。
・もし自転車が盗まれたら、メッセージを出そうと思った。
・結局自転車は見つかってない…。
掲載元
https://www.reddit.com/r/UpliftingNews/comments/854wmz/i_posted_a_huge_note_for_the_thief_who_stole_my/
(秒刊サンデー:南ロココ)

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