ある霧の深い日、二匹の愛犬が迷子になってしまった。犬は家族同然。もしも家族が行方不明になったら、深い悲しみと不安に襲われるだろう。そしてあらゆる手を尽くして家族を探すに違いない。そんな二匹をどうにかして探したい!そして最後の手段に使ったのは彼らが大好きだった「ある物」だった。愛犬の大好物が起こした奇跡の物語をご紹介。
二匹のハンサムなミニチュア・シュナウザーの飼い主であるハンプソン夫婦は、とにかく悲しみに打ちひしがれていた。
霧深い丘を散歩している途中、彼らを見失ってしまったのだ。
チャーリーとテオと名付けられた二匹。その時夫婦はもう二度と彼らに会えないと絶望していた。
それでも夫婦はどうしても二人を探し出したい一心で、山のレスキューチームや、友人、家族の協力を得て、レスキューキャンペーンを立ち上た。
120人以上もの人々と2台のドローンがその呼びかけに答え、96時間も探し続けた。
もう希望は尽きたかと思われたが、夫婦は最後の望みと、二匹を最後に見た場所で彼らの大好物のソーセージを焼き始めた。夫婦はそこにキャンプし、夜通し名前を呼び続けた。
すると、突然二匹が現れたのだ。
「最初に彼らを見た時、幻だと思ったの。とても信じられなかったわ。夫が丘に駆け上がって二人を抱き上げたけど、私はただただ、驚いて泣くことしかできなかったわ」妻が語った。
夫婦にとって二匹はかけがえのない家族。彼らがいない毎日なんて想像もできなかった。
ソーセージは彼らの大好物だった。毎週日曜日の朝食はソーセージと決まっていて、もしも彼らが好きな食べ物を一つだけ選ぶとしたらソーセージだった。友人がもしかしたらと助言してくれたソーセージが功を奏したのだ。
チャーリーとテオは実は父と息子。「今となっては冗談で父の日の週末でも一緒にすごしてたんじゃないかって言ってるんです」
7歳のチャーリーと15か月のテオがいなくなった日、ハンプソン夫婦の息子、ジョンが彼らをレッドパイクまで散歩に連れてきていた。お昼を過ぎる頃には天候が急変し、21歳のジョンは濃い霧の中、二匹の犬を見失ってしまった。
彼はすぐに母親に電話をかけた。「その電話は最悪の報告でした。私たちはFacebookやツイッターを通じて家族や友人に呼びかけをしました。その中に山のレスキュー隊に所属している人たちもいたので、レスキュー隊が出動した際にはよく探してくれるように頼みました。沢山の人がリプライしてくれて、親戚や友人、私たちの犬を知っている地元の人たちもみんな探すのに参加してくれました」と夫妻は語った。
このことでチャーリーとテオは一躍有名人に。
とにかく大好物のおかげて無事に探し出すことができたのだから、ソーセージに感謝!である。
ー海外の反応
・ もしかしたら、犬はわかっていてやったのかもね。
・ うーん、これはきっと犬はわざとのような気がする。
・ つまり、飼い主のために戻ってきたんじゃなくて、ソーセージのために戻ってきたってことか…切ない。
・ いやぁ、助かってよかったよ。
・ 実際に他でも聞いたことがある!犬がいなくなったら、最後に見た場所に大好物を置いておくと、帰ってくることがあるらしい!
・ うちのおじさんの体験談は、犬がいなくなって2週間、会社の車で探しに行ったけれど全然見つからない。でもよく考えたら、犬は会社の車には乗ったことがなかった。だから自分の車でまた探しに行ったら、エンジン音かなにかでわかったらしく、犬が走って帰ってきたって!
・ 友達の猫のことを思い出すよ。彼女はとにかく掃除機が好きで、外に勝手に遊びに行ってても、掃除機の音がしたら、すぐ家にもどってくる。
・ ソーセージは犬に食べさせたらだめだと思うけど。
・ これは参考になるかも
https://www.reddit.com/r/UpliftingNews/comments/6k0mcg/two_lost_dogs_in_england_return_home_after_owners/?utm_content=comments&utm_medium=browse&utm_source=reddit&utm_name=UpliftingNews
(秒刊サンデー:南ロココ)