あなたはこの鳥を目にしたことがあるだろうか。今アメリカのネットユーザーの間で爆発的に広がっている、アツイ鳥なのだ。一体どうしてこの鳥がそんなにもてはやされるようになったのだろうか。
この紫色の鳥。恐らく「鳩」である。アメリカのネットユーザーなら今必ずどこかで目にしたことがあるだろうというほど、SNSはこの鳩で溢れかえっているらしいのだ。
一体どんな意味があるのだろう。
もともとこのキャラクターは、タイ人のイラストレーターSyd Weiler氏によって生み出されたもの。
Weiler氏はこの紫の鳩を、iPhone用スタンプとして販売した。
バリエーションを見ると、結構かわいい。
大きな目から涙が溢れていたり、ピザをついばんでいたり、ネクタイをしめていたり。
最初は売り上げも伸びなかったこの紫の鳩だったが、タイでだんだんと人気を得ることになる。
タイ語で「鳥」を意味するnokは、恋人がいないシングル、もしくは不毛な恋に悩んでいる人のシンボルなんです。だから人々がおもしろがって使うようになったのかもしれません。
と語るWeiler氏。
流行りというのはおもしろいものだ。一度波に乗ると、元の理由など置いてけぼりで、伝染病のように広まっていくものだ。この紫の鳩は、タイのSNSを埋め尽くすまでになる。
それがアメリカ人の目に留まるのにも、時間はかからなかった。
今度はアメリカでこの鳩たちが大人気。ドイツ版Huffinton Postで報道されている辺り、ヨーロッパに進出するのも時間の問題だろう。
日本ではまだ見かけないこの鳩たち。もしかしたら我々が日常的に目にする日も遠くないかもしれない。
掲載元:http://www.huffingtonpost.de/2017/02/14/lila-vogel-facebook-taube_n_14738696.html?utm_hp_ref=germany
(秒刊サンデー:はる)