車上荒らしにあって、車から金品が盗まれることはあっても、まさかお金が置いてあった、なんてありえるだろうか。それが、あったのである。ある女性が駐車してあった車に戻ってきたところ、なんと何者からかお金が残されていたのだ。そしてそこには、一枚の置手紙があった。一体この世で、誰が好き好んで他人の車にお金を置いていったりするだろうか。受け取った側とて、そんなお金は不気味すぎて使えない。
今回の事件の当事者も、そのお金を発見したとききっとそう思っただろう。
ドイツのケルンで起こった不気味な話である。ある女性が朝愛車のアウディを駐車し、仕事に出かけた。夕方戻ってくると、彼女は車の異変に気付く。サイドミラーに封筒が挟まっていたのだ。
ご丁寧に見つけやすいよう、運転席側のサイドミラーに挟まれていた封筒。一体なんだろうと封を開けてみると……なんと中にはお金が!
額にして40ユーロだったそう。
40ユーロという額はまた、リアルである。
不審に思った女性。お金が盗まれることはあれども、置いていかれることなんてまずない。
よく見てみると、中には一枚の手紙が入っていた。
そこにはこう書いてあった。
ごめんね。うまく使わせてもらうから!
ますます意味がわからない。使わせてもらう?一体何を?やっぱり何か盗られたのか?
何か変わったところがないか、車の周りをぐるっと回ってみた女性は、ある物がないことに気が付いた。
ナンバープレートがない!
泥棒は、ナンバープレートを外してもっていってしまったのだ。
つまり、このお金は「ナンバープレート代」ということだろうか?これで新しい物を買ってねってことか?ていうか一体そのナンバープレート、何に使うんだ!
この手紙とお金はナンバープレート泥棒のものによるものだとして、女性はすぐさま警察に連絡。
しかし残念ながら、今だに見つかっていないのだという。
手紙やお金を残しているあたり、悪用するのではない気がするが……一体何のために使うのか、非常に気になるところである。
掲載元:http://www.huffingtonpost.de/2017/01/23/koeln-diebstahl-auto_n_14328966.html?ncid=fcbklnkdehpmg00000002
(秒刊サンデー:はる)