JR東日本は、モバイルSuicaで購入できる定期券とSuicaグリーン券の発売範囲を、2027年3月から拡大する。


新たに「みせるモバイル定期券」を導入し、発着駅にIC非対応駅を含む定期券をモバイルSuicaで購入できるようになる。これまでは、定期券区間の発着駅のいずれか、または両方がIC非対応駅の場合、磁気定期券を利用する必要があった。IC非対応駅では、係員に「モバイルSuica」アプリの画面を見せて利用する。


対象は通勤定期券と通学定期券(中学・高校・大学/専門学校等)。連絡会社線との連絡定期券、グリーン定期券、FREX/FREXパル定期券、小児用定期券は対象外となる。


発売範囲は、JR東日本線で完結する場合が営業キロ60キロ以内、JR東海線にまたがる場合が営業キロ100キロ以内。乗車駅にはJR東日本の駅を指定し、JR東日本の路線を含む必要がある。IC利用可能駅同士の区間では、通常のモバイルSuica定期券となる。


みせるモバイル定期券の有効期間内は、チャージ残高を利用した定期券区間外の鉄道利用のほか、新幹線eチケットサービス、タッチでGo!新幹線、タッチでエキナカなど一部のサービスも利用できない。区間外や各種サービスを利用する場合は、別のICカードやきっぷが必要となる。バスや物販では通常のモバイルSuicaと同様に利用できる。


あわせて、SuicaエリアとJR東海のTOICAエリアにまたがる定期券もモバイルSuicaで購入できるようになる。対象は通勤定期券、通学定期券、グリーン定期券、FREX/FREXパル定期券。発売範囲は、通勤・通学定期券が営業キロ100キロ以内、グリーン定期券とFREX/FREXパル定期券が運賃計算キロ300キロ以内。発着駅と経由する途中駅のすべてがIC利用可能駅である必要がある。グリーン定期券とFREX/FREXパル定期券の購入には、事前に専用フォームからの申請が必要となる。


Suicaグリーン券(普通列車用)についても、乗降駅にJR東海の函南、三島、沼津の各駅を追加し、TOICAエリアにまたがる区間を購入できるようにする。なお、カードタイプのSuicaでの発売は、引き続きJR東日本管内発・JR東海管内(函南・三島・沼津)着に限られる。東海道線の熱海〜沼津間の各駅相互間のみを利用する場合は、駅で紙のグリーン券を購入する必要がある。

情報提供元: Traicy
記事名:「 JR東日本、モバイルSuicaの定期券とグリーン券発売範囲を拡大 」