また三菱自動車の社長加藤社長は「当社の開発・生産拠点がある岡崎市とは日頃から活発なコミュニケーションがあり、今回の貸与につながりました。『アウトランダーPHEV』の能力・機能が自治体の活動の一助となれることを大変嬉しく思います」と述べた。
なお同社は、5月11日には滋賀県湖南市(京都製作所滋賀工場の所在地)、12日には岡山県総社市と倉敷市(水島製作所の所在地)、21日には北海道音更町(十勝研究所の所在地)と愛知県蒲郡市(完成車の輸出港)と、当社に関連する各自治体へ無償貸与している。
アウトランダーPHEVは、給電機能を用いてラゲッジルーム内の冷凍庫へ給電し、移動中にワクチン輸送用保冷剤を冷却するほか、複数会場で同時に実施される公共施設型接種でのワクチン・設営資材などの運搬や、万一停電が発生した際のバックアップ電源としての役割が期待されている。
この取り組みは、同社が2019年8月から推進している「DENDOコミュニティサポートプログラム」の一環として岡崎市などからの賛同を得て実現したもの。三菱自動車は今後も「DENDOコミュニティサポートプログラム」の推進を通じ、「モビリティの可能性を追求し、活力ある社会をつくる」というビジョンの実現を目指す。