フォルシア最高経営責任者(CEO)パトリック・コラー氏のコメント:
「今回の契約は、当社がCLDの株式の過半数を取得して以来中国で初の受注となります。受注額と展開地域の両面における当社の燃料電池システム事業の成長は、水素モビリティに対する私たちのビジョンと戦略を裏づけるものです。また、水素ソリューション分野の当社の技術と業界でのリーダーシップの証明でもあります」
今回の上海汽車からの受注と平行して、フォルシアは、ミシュランとの合弁事業であるシンビオと共に、Safraとステランティスの小型商用車、バス、商用車に燃料電池スタックと水素貯蔵システムを供給。今夏から4年間にわたり、スイスのHyundai Hydrogen Mobilityに納入される現代自動車の大型トラック1,600台にも水素貯蔵システムを供給する。フォルシアとルノーも今年初め、小型水素商用車向けの水素貯蔵システムにおいて提携することを発表した。
商用車、大型トラック、オンロード車、オフロード車に加えて高馬力エンジンに最適な水素モビリティは、運輸・物流分野の汚染を軽減する上で重要な役割を果たす。燃料電池バリューチェーンの75%以上を占めるフォルシアは、ゼロエミッションの水素モビリティソリューションに対するグローバルな需要増大を支え、2030年には35億ユーロを超える売上(シンビオの売上100%を含む)を見込む世界的なリーダーに成長できる位置にある。