発表会で、ゼネラルマネージャーのミシャエル・ウィット氏は、日本カー・オブ・ザ・イヤーのパフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー受賞の報告と謝辞を述べた後、数多くの車種を日本に導入していること、多くの車種でディーゼル車が多く登録されていることをスピーチした。
サイズと価格から言ってもライバルは、ベントレー・ベンテイガ、ロールス・ロイス・カリナン。アストンマーティンDBXなどになると想定しているという。
XB7のボディサイズは
全長×全幅×全高:5151mm×2000mm×1797mm
ホイールベース:3105mm
車両重量は2655kgという巨体を巡航最高速度(単なる最高速度ではないという)290km/h、0-100km/h加速4.2秒というパフォーマンスで走らせるエンジンは、4.4ℓV8DOHCツインターボである。パワースペックは
最高出力:621ps(457kW)/5500-6500rpm
最大トルク:800Nm/2000-5000rpm
という大パワーだ。
燃費は、WLTPモードの欧州参考値で7.2km/ℓである。
エアサスペンションで構成される脚周りもアルピナ独自の仕様で走行モードや運転状況で±40mmの幅で車高調整が可能。ホイールベースは3105mmと長いが後輪を最大2.3度操舵するZF製「アクティブ・キネマティクス・コントロール・システム」も採用している。また、XB7 のドライブ・トレーンは、リヤに電子制御式リミテッド・スリップ・デファレンシャルを採用。ロッキング・トルクは最大 2000Nm〔 203.9kgm〕となる。このシステムの搭載によりトラクションの向上はもとより、スリップ時におけるトラクションロスを最小限に抑える、どんなシーンでもトルクをホイールに最適配分する。 デファレンシャル・ロックは、ホイールの回転速度や摩擦係数、操舵角などに応じて常に積極的に介入する。
価格は2498万円。北米では400台を超えるバックオーダーを抱えているそうで、日本への割当数はそう多くはないようだ。BMWアルピナのフラッグシップSUV、存在感は格別である。
BMW ALPINA XB7 ALLRAD
全長×全幅×全高:5151mm×2000mm×1797mm
ホイールベース:3105mm
車重:2655kg
エンジン形式:4.4ℓV型8気筒DOHCターボ
排気量:4395cc
ボア×ストローク:89.0mm×88.3mm
圧縮比:10.5
最高出力:621ps(457kW)/5500-6500rpm
最大トルク:800Nm/2000-5000rpm
過給機:ターボチャージャー
燃料供給:DI
使用燃料:プレミアム
燃料タンク容量:83ℓ
トランスミッション:8速AT
駆動方式:AWD
WLTP燃料消費率:7.2km/ℓ
車両価格○2498万円