デジタル化の促進も新型の特色に挙げられる。メーターパネルは7インチのデジタルディスプレイを採用。エンジンの回転数や速度といった情報を表示するほか、運転モード(My Sence/Sport/Eco)や、8色から選べるアンビエントライトを操作できる「ルノー・マルチセンス」に簡単アクセスが可能だ。
センターパネル上部には、7インチタッチスクリーンを組み合わせるマルチメディアシステム「イージーリンク」を搭載。手持ちのスマートフォンをUSB ポートに接続すれば、Apple CarPlayやAndroid Autoを介して、タッチスクリーン上でスマートフォン内の各種アプリが利用できる。使い慣れたスマートフォン内のナビゲーション機能、音楽再生、通話機能などが使用でき、SiriやGoogleアシスタントを利用して、音声入力での操作も可能だ。なおセンターコンソールには、USBポートをふたつ、AUX入力をひとつ装備している。
そのほか、電動パワーステアリングのアシスト力を「コンフォート」「レギュラー」「スポーツ」の3段階に切り替えられるほか、電動パーキングブレーキ、運転支援システムやインフォテイメントシステムの操作スイッチを備えたヒーター付きのレザーステアリングホイールなど、新世代モデルにふさわしい仕立てとなっている。
形状が見直されたヒーター付きのフロントシートは、座面長が15㎜長くなり、包み込むような形状でサポート性を向上させている。シートバックの形状を工夫することにより、後席の乗員の膝まわりのスペースはクラストップレベルの221㎜となり、先代モデルに比べて17㎜ゆとりが生まれた。革新的な薄型形状のヘッドレストの採用により、後方の視認性が高められている点も新しい。上級モデルに位置付けられるインテンス テックパックにはレザーシートが装備され、運転席には電動調整機能が備わる。
フロントシートの間には、収納付きスライド式センターアームレストが備わり、後部には後席乗員用のUSBソケット(2個)、12V電源ソケット、エアコンダクトが装備される。
6:4の分割可倒機構を備えたリヤシートは、前後に最大160㎜スライドすることができ、後席のスペースとラゲッジ容量を最適化できる。 荷室容量は欧州BセグメントSUVクラス最大レベルの536ℓを確保し、リヤシートバックを倒した最大時は1235ℓまで拡げられる。なお、ラゲッジにはスペースを上下に分割するラゲッジフロアボードが備わり、荷物の量や大きさに合わせてアレンジ可能だ。
このほか、先進の安全運転支援システムを積極採用した点も新型の大きな特色で、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、レーンデパーチャーワーニング、ブラインドスポットワーニングなど、多彩な機能を全車に標準装備。「インテンス テックパック」にはさらにレーンセンタリングアシスト(車線中央維持支援)が装備された。
●新型「ルノー・キャプチャー」モデルラインナップ●ルノー公式WEBサイト「キャプチャー」
・インテンス:299万円
・インテンス テックパック:319万円
※価格は消費税込み