好成績なのは、CX-5だけではない。前年同月比58.1%と大幅にセールスを伸ばしたのは、MX-5 Miata(ロードスター)である。コロナ禍で閉塞したムードのなか、ロードスターは世界各国で高セールスを記録しているという。
では、2020年の年間セールスを見てみよう。
Mazda3 3万3608台(ー33.8%)
Mazda6 1万6204台(ー24.7)
MX-5 Miata 8807台(+13.6%)
CX-3 8335台(ー48.6%)
CX-30 3万8064台
CX-5 14万6420台(ー5.3%)
CX-9 2万7638台(+2.9%)
トータル 27万9076台(+0.2%)
総販売台数は昨年よりわずかに増加(+0.2%)した。これはひとえに、実質的に新規投入モデル(2019年後半に市場投入が始まった)CX-30の好調によるものだ。CX-30の3万8064台が大きく効いている。CX-30は、CX-5に次ぐ2番手のポジションを確保したと言って良いのではないだろうか。
いっぽう、不調だったのは、CX-3。年間トータルでも昨年から半減してしまった。これはモデル末期とコロナ禍のダブルパンチを受けたから。
年間販売台数は、前年比+0.2%とコロナ禍の状況下で健闘したと言えるマツダ。ここ5年の年間セールスを見てみると次のようになる。
2020年:27万9076台
2019年:27万8552台
2018年:30万325台
2017年:28万9470台
2016年:29万7773台
27.9万台で喜んでいられないのも見て取れる。2021年のマツダはどうなるだろうか?