ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35(クルマ)購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。
TEXT&PHOTO:生江凪子(Naco NAMAE)
PHOTO:Motor-Fan.jp / Special thanks:NISSAN
日産 GT-R R35が好きな、興味がある皆さま、2021年となりました。今年ももう少し続く【女性編集者、R35を……買う?! 】をよろしくお願いいたします。さて、なんで元旦くらい休みにしなかったのかと後悔しきりな大晦日の夜。ある意味リアルタイムでお届けします、のVol.13、最後までおつき合いいただけたら幸いです。
さて、ここからは2020年の検証を踏まえ、実際にどうよ? R35、所有できる? どう? という最終考察編に入っていきたいと思います。まずは、新車で買うを目標としているが、もしかしたら中古車もアリなのか? を検討します。
R35が欲しいと強く願っているが、こちとら一介のサラリーマンだ。貯金がうなるほどあるわけでも、高給取りなわけでもない。では、絶対に乗れないか、と言われれば、それは否。想い続ければ現実になる、と信じて疑っていない。が……1000万円超えである。おいそれとは手を出せないのも事実だ。
新車購入について大真面目に検証した記事は以前に掲載しているので、ぜひそちらもご覧いただきたいのだが、
今回はさらに現実的に考えて、中古で買うといくらなのか、中古はアリなのかを考えます。
皆さんは、クルマを買うとき、新車オンリーですか? それとも中古車もアリですか。
私はどちらでも自分の好きなものが納得して買えるのであればいいと思っているのですが(実際にこれまでもそうしてきた)、R35に関しては少々愛が深すぎて、自分の納得できるものがあるか、それが問題かと思っています。
というわけで、早速調べてみました。以前の先輩のお言葉に従い、17MY以降を指定すると、46件ほどヒットしました。
うん……2000万円超え? ちょっとナニ言ってるかわからない。新車価格ですが……と思ったら、現行のnismoで走行距離も少ない、しっかり車検付きのほぼ新車扱いというヤツでした。納得。いや、もちろん、nismoは買えませぬよ。
購入目標のプレミアムエディションを指定すると……。17件。そこからさらにワガママ条件、ボディカラーをブリリアントホワイトパールにすると、9件。
その9件、下は1069万円から上は1308万円(そして果てはASKまで)。
ちなみに、私がワガママ満載で購入を目論んでいるGT-Rの金額は総額1359万1361円(の予定だったが、いま一度ウェブ見積もりしてみたら、1358万6088円となった。この金額だともはや、僅差でしかない)。もちろん現行型だ。さて、中古車で現行型を見てみると、1308万5000円である。約50万円の違い。
この違いが大きいのか小さいのかはなかなか判断がつかないが、間違いなく言えることは……。
ということだ。
最近主流の残価設定型クレジットでR35を購入した場合(無事故など諸条件さえクリアできれば)、60ヵ月(5年)後に507万円の残価が保証される。この残価設定は、かなり高めの設定。そして残価が高いということは、リセールが高いことを意味する(前述のとおり、中古市場を見てもその高さがわかる)。
いいんじゃない? 新車。いいんじゃない? 買っちゃえば。
月々の支払いが16万4400円ということを理解しているのか……なんとも新年から脳みそが能天気でございます。いやいや、もっとちゃんと考えましょうね。
というわけで、本日の結論。R35購入に際しては、新車・中古車どちらもあり。だが(ここが重要)、私のように愛が深すぎる(要するに好みが細かい)人は、新車で購入するほうがお得である。
というわけで、最終考察編はまだまだ続きます。いましばらくおつき合いのほど、よろしくお願いいたします。
次回【女性編集者、R35を……買う?! Vol.14】「最終考察編|R35、どんなに好きでもそりゃあるさ」へ続く(1月8日更新予定)
【編集者ナコ、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります(回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定)。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか? そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか? などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、まったくもって主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。