三菱自動車の加藤隆雄CEOはアウトランダーPHEVのタイでの生産開始にあたり、「世界的な環境意識の高まりを受け、当社はアセアンにおいてもPHEVの提供を行っています。三菱自動車の電動車事業の新たな展開として、現地生産による『アウトランダーPHEV』をタイのお客様にお届けできることを大変嬉しく思います」と述べた。
アウトランダーPHEVは、電動化技術と四輪制御技術を融合した三菱自動車のフラッグシップモデル。力強く滑らかで静かなEVならではの走りと優れた環境性能を有し、日常使用では主にEV走行、遠出ではハイブリッド走行にエネルギー効率を自動的に切り替えることが可能だ。また、車内2カ所のコンセントを通して最大1500Wまで出力し、アウトドアレジャーや災害などによる停電時において、家電製品等へ電力を供給することができる。
三菱自動車は2020年度から2022年度までの中期経営計画において、アセアンを、成長を牽引する重要地域として位置付けるとともに、同社が強みを持つプラグインハイブリッドEV(PHEV)を軸とした環境技術の強化を掲げている。2013年1月より世界初のSUVモデルのPHEVとして日本で販売を開始して以来、これまでに60カ国以上で累計販売台数26万台を達成し、PHEVカテゴリーにおいて世界最多販売を誇るアウトランダーPHEVをタイで生産・販売することで、アセアン事業のさらなる強化を進めていく。