ナフサは粗製ガソリンとも呼ばれる石油製品のひとつで、分解炉を経由し熱分解することで、エチレンやプロピレンなどといった石油化学製品の基礎原料となる。徳山事業所ではエチレン製造装置により年間約62万トンのエチレンを生産し、主に周南コンビナート(山口県)に供給している。今回、エチレン製造装置内にある旧型のナフサ分解炉二基を停止し、高効率ナフサ分解炉一基を新設した。 なお、本件は工場の省エネルギー化を支援する経済産業省の「省エネルギー投資促進に向けた支援補助金」を活用し実施した。