その結果、使用済みの植物油脂由来の成分を使用し、原料の 92%がバイオ由来である「トワロン」のパイロット生産に成功した。これは、石油由来原料を使用した従来の「トワロン」が持つ軽量、高強度などの特性を保有しており、一方「トワロン」の製造プロセスにおけるCO2排出量を、従来に比べて大幅に削減できることも確認された。これを受けてテイジン・アラミドは、このバイオ由来原料を使用した「トワロン」の本格生産に向け、今後さらに研究開発を推進していく。
この技術については、11月17日にオランダ・エメン市で開催されたバイオ由来ポリマーに関するウェビナー「Chemport Connect - Biobased &Circular Polymers」で発表している。