より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現。また、絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚が、スポーツカーらしい走りへの期待感を高めている。
さらにサイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントをもたらすだけでなく、機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用している。
インテリアは、シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザー、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーター、高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが特徴となっている。
また、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応した8インチ SUBARU STARLINKマルチメディアインフォテインメントシステムの採用も注目ポイントだ。万一の事態に備えた「つながる安全」を提供するとともに、利便性を高める機能で、快適なカーライフをサポートする。
そして、BRZにもついに運転支援システム「アイサイト」が搭載されることになった。AT車に標準装備で、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが、安心で快適な移動をサポートする。
さらに高張力鋼板の採用拡大などにより強化されたボディと各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムにより、衝突安全性能を向上しているあたりも、最新のスバル車らしい進化だ。
新型BRZの発売は、米国で2021年秋を予定している。現段階では日本発売に関するアナウンスはないが、一刻も早く、日本の路上で新型BRZのステアリングを握れる日が来ることを願いたい。