① 縦置きアーキテクチャー
② パワートレイン 直列6気筒エンジン(ガソリン/ディーゼル/X)/AWD
③ 電動化 プラグインハイブリッド/48Vマイルドハイブリッド
④ ロータリーエンジン技術を活用したマルチ電動化技術
について触れ、「縦置き6気筒/縦置き4気筒とプラグインハイブリッド」の写真を初めて公開した。無理矢理拡大して、詳細を見てみよう。
直列6気筒エンジンの脇に置いてあるシリンダーヘッドは、燃焼室側をこちらに向けている。向かって右側は燃焼室がヘッド側にないようだ。ということは、こちらがディーゼルエンジンだろう。だいぶ高い位置にターボチャージャーがレイアウトされており、近接して、排ガス後処理装置が連なっているのが見える。
2つめの触媒の下には前輪へのアウトプットが見える。その位置から、フロントアクスルの後方にエンジンの大部分があることもわかる。フロントミッドシップといっていいだろう。
向かって左側は直列6気筒ガソリンエンジンだ。ターボチャージャーや排ガス後処理装置のレイアウトから、ディーゼルと相似形であることがわかる。それより気になるのは、ガソリンもターボ(シングル)な点だ。自然吸気とターボの2本立てなのか、縦置き直列6気筒はターボのみの設定なのか、気になるところ。ディーゼルエンジンと同様、触媒の下に前輪へのアウトプットが見え、AWD仕様であることがわかる。
エンジン本体の左側に置いてあるシリンダーヘッドは、上側が排気だろう。エキゾーストマニフォールドはヘッドに内蔵されているように見える。
中央はプラグインハイブリッドのパワートレーンだ。オレンジ色の高圧ケーブルがなによりの証拠である。モーターはエンジンとトランスミッションの間で、いわゆるP2ハイブリッドであることがわかる。ロードスター専用に開発した縦置き6速マニュアルトランスミッションは補強リブをなくし、肉厚を三次元的に分布させることで剛性と軽量化を両立させた。いっぽう、写真のトランスミッションにはリブが確認できる。
プラグインハイブリッドの4気筒ガソリンエンジンは、黒い樹脂製インテークマニフォールドの様子から自然吸気であることが想像できる。ハイブリッドシステムの諸元とともに、エンジンの仕様も気になるところだ。
縦置きアーキテクチャーに関してはわざわざ「高出力」と記していることから、効率を追求しながらもSmall(横置き)商品群の4気筒エンジンとは異なるキャラクターが与えられているものと想像できる。続報が楽しみだ。