適用した ETFA 処理は、NTN が開発した軸受鋼の特殊熱処理(FA 処理)技術を浸炭鋼に応用したもので、 熱処理条件とその管理を改善・強化することで、ETA 軸受と同様に、適度に炭化物と残留オーステナイトを分散させた組織としつつ、旧オーステナイト結晶粒を一層微細化し、長寿命と高いロバスト性(耐異物性)を両立している。長寿命化により、より小さいサイズで軸受寿命を維持できるため、装置のコンパクト化にも貢献するという。