自動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの世界市場において25%を超える割合を占めており、さらに需要が高まっている。日立オートモティブシステムズは、昨年のシャシー・ブレーキ・インターナショナル社の買収により、自動パーキングブレーキの事業規模において、現在、世界第3位のサプライヤーとなっている。この新しいブレーキシステムは、定格車両総重量が3.5トン以下のピックアップトラック、バン、SUV、小型商用車に適しており、ドラムインハットといった他のシステムと比べて、重量を6.6ポンド(約3キロ)以上削減できる利点を有している。
ブレーキビジネスユニット長のBernd Schemer氏は「自動パーキングブレーキの安全性やシステムマネジメントにおける最新の技術開発によって生まれた当社の新システムは、より広範囲な車種への適用を可能としています」と述べるとともに、ブレーキシステムにおける軽量化の他に、高度な安全性をはじめ、頑強性、自動バレーパーキングを含む自動運転機能など、新たな自動パーキングブレーキが自動車メーカーにもたらす様々な利点やeモビリティの騒音・振動・ハーシュネス要件にも最適化されている点について強調している。