高層ビルが立ち並ぶ湾岸沿いの大都市では、夕暮れ時には暖かな光が特別なオーラを纏い、ガラスとコンクリートの中の太陽のきらめきと、暗く長い影とのコントラストが、街並みにオレンジとピンクの光を放つ。「Dusk in Tokyo Collection」は、さわやかな晴れた日に、東京の都心部の超高層ビル群から眺めた美しい夕焼けにオマージュしてつくられた。
昼から夜への移行を先導するのは、100年以上にわたってロールス・ロイスを導いてきたSpirit of Ecstasy(スピリット・オブ・エクスタシー)だ。日本初となるローズゴールドのSpirit of Ecstasyは、夕暮れ時の街を彩る暖かみのあるオレンジとピンクの夕日を表現している。彼女を取り囲む新しいエクステリア・カラーは、グレーがかったホワイトで、光に当たると高層ビルの窓に光が舞うように、さまざまな色のスペクトルで輝きを増す。
日が沈むと、地平線に暖かな色相が浮かび上がります。ボディサイドに手描きで描かれたローズゴールドのコーチラインが地平線に日が沈む様子を表している。それと同時に、高層ビルの間には長い影が落ちていく。コレクションのブラックレザーのインテリアはこのコントラストを表現している。アークティックホワイトレザーのドアポケットには余韻を残す光が、ローズゴールドで仕上げられたビスポークオーディオグリルには太陽の光の反射が垣間見える。
「ファントム」では、フェイシアにローズゴールドクロックが追加され、純粋さと自然な暖かさはウッドにも表れている。「ファントム」「ドーン」「レイス」には、オープンポアロイヤルウォールナットを使用。「カリナン」にはオープンポアブラックウッドを採用し、ロールス・ロイス初のSUVの力強い精悍さを反映したダークな仕上がりとなっている。
新エクステリア・カラーを開発したロールス・ロイス・ビスポーク・ペイントデザイナーのサマンサ・コールタスは、「夕日がさまざまな角度で当たって命を吹き込み、桜の花びらに見られるような奥行きと落ち着きのある穏やかな色を表現しようと考えました」とコメントしている。塗料にはアルミニウムとマイカが含まれており、光をさまざまな方法で屈折させることで、弱い光の下でも絶妙な色調を生み出し、鮮やかに輝く。この瞬間を再現するために、グッドウッドのペイントショップは複雑なプロセスを経て、この4台の限定車にふさわしい効果を生み出すために、何層ものベースコートと追加のクリアコートを必要とした。
ロールス・ロイス・モーターカーズ・アジア・パシフィック地域ダイレクターのポール・ハリスは、「1年以上の開発期間を経て、『Dusk in Tokyo Collection』がインスピレーションの源となった街に到着するのを目の当たりにして、とても嬉しく思います。繊細でエレガンスなデザインは、日本とイギリスが共有する美的価値観を反映したものであり、その結果、洗練され落ち着いた、それでいて非常に個性的なコレクションが誕生しました。この場をお借りして、56年間にわたり東京のロールス・ロイスを代表し活動してきたコーンズ・モータースに感謝の意を表したいと思います。私たちが直面しているような困難な時代だからこそ、将来を見据えたリーダーシップとビジネス関係の価値を最も高く評価しています。今後も末永いパートナーシップの繁栄を期待しています」と述べている。
【名称】
Dusk in Tokyo Collection
【発売日】
2020年9月26日(土)
【価格(税込)】
Phantom Extended 8071万6000円(税込み)
Cullinan 5224万3000円(税込み)
Dawn 5105万5000円(税込み)
Wraith 4886万2000円(税込み)