走行距離が4万km台で手に入れたフルオリジナルのチェイサー。それは高齢の所有者が保管していた1オーナー車。当初は自分好みに車高を落として……etc.と考えていたが、この車両に乗りイベント会場に行くと「頼むから、このまま乗ってくれ」、「絶対にイジッちゃダメです」なんて言葉ばかりかけられ、イジらないと決めた……。

1984年発売のGX71にはSOHCの1G-EUとDOHCの1G-GEUがある。SOHCは130ps、DOHCは160psだった。こちらの車輌は1G-EUでエンジンは絶好調!エアコンの効きがイマイチだったのでコンプレッサーを修理し、ブレーキマスターシリンダーは新品に交換

今は80年代に踊り狂ったバブルの風は、文字通りどこにも存在しない。現在このチェイサーのオーナー、当時はGX61、GX81と乗り継いだが近年、クルマは普通に乗れればいいと考え、年月とともにその頃のことも忘れた。ところがある日、立ち寄ったコンビニでG-ワークス誌を見つけてしまう。ページをめくった途端、若い頃の記憶が甦るとともに「まだこんなクルマが残ってるんだ」と驚いた。




これが運命の分かれ道になり、帰宅するとひたすら中古車探しが始まった。けれど70年代の旧車はとんでもなく高い。それにエアコンもパワステもないから普通には乗れない。だったら若い頃乗らずにいたGX71のクレスタに狙いを絞ってみたら、運命のクルマに出会った。それがこの貴重なオリジナル車輌だ!!更に詳しく知りたい方は2020年G-ワークス10月号をご覧下さい♪

情報提供元: MotorFan
記事名:「 G-ワークス人気連載コーナー〜1986年式トヨタ チェイサーアバンテ編〜