トヨタ・2000GTはヤマハ発動機の協力を得てトヨタ自動車が1967年に発売したスポーツカーで、1970年の生産終了まで337台が生産された。直列6気筒DOHC2000ccエンジンや4輪ダブルウィッシュボーンサスペンション、4輪ディスクブレーキ、ラジアルタイヤ、マグネシウムホイール、リトラクタブルヘッドランプなど、日本初の技術を採用し、当時の欧州のスポーツカーに並ぶ性能(最高速度220km/h)を誇った。
発売前にはスピードトライアルに挑戦し、台風が近づく悪条件にも関わらず、3つの世界記録(10,000マイル、15,000km、72時間)と13の国際記録も樹立したほか、様々なレースでも優勝を含め、上位の成績を収めた。また、当時日本を舞台に撮影された映画007シリーズ『007は二度死ぬ』にも採用されるなど、トヨタが世界に誇るスポーツカーとして名を馳せた。
2020年8月1日より、準備が整った部品から詳細情報を順次TGR Webサイトにて公開、オーダー受付が開始される。なお、復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入できるが、トヨタ2000GTは車両の希少性、部品の転売を防止する観点から、車両のオーナーのみ、かつ車両当たり数量制限付きでの販売となる。
■トランスミッション関係
ギヤ、シンクロハブ・スリーブ、ガスケット・オイルシールキット、ベアリングキット、スナップリングキット、スラストワッシャー、シフトフォーク
■デファレンシャル関係
ファイナルギヤキット、リングギヤセットボルト