REPORT●ケニー佐川(SAGAWA Kentaro)
PHOTO●星野耕作(HOSHINO Kousaku)/山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
MOVIE●倉田昌幸(KURATA Masayuki)
ブレーキを確実にかけるためにはレバーの位置が大事です。最近のバイクにはブレーキレバーの調整機構が付いているタイプも多いので積極的に活用しましょう。
たとえばCB650Rのフロントブレーキの場合、レバー根元のダイヤルによって6段階に調整可能です。どの位置が最適なのかは人によってそれぞれですが、自分の場合は割と近い位置が好みです。何故なら入力をコントロールしやすいからです。
最適なブレーキレバー位置の目安としては、人差し指と中指の2本でレバーを引いたときに、第1関節と第2関節で作る「コの字」型の中にレバーがあることが大事。ちょうど2本の指で作るブリッジでレバーを引くイメージです。こうすることで、入力をコントロールしやすくなるはず。詳しくは動画を参考にしてみてください。
悪い例としては、レバー位置を最も遠くしてしまうと、手が大きいほうの自分でも第一関節にやっと引っかかるくらいです。レバーが遠いと微妙な入力ができずガッツンブレーキになりやすくなります。逆にレバー位置が近すぎるとグリップを握っている他の指に当たってしまい、それ以上は引けなくなってしまいます。つまり、レバーは遠すぎても近すぎても操作しづらく危険なわけです。
ブレーキ操作ミスは重大事故につながる危険性があります。ぜひ積極的に調整して自分にとってベストな位置を探してみてください!