その当時、まだ幼かった自分には記憶にあるような、ないような…。おじいさんが新車から大切にしていたという、こちらのトヨペット・コロナ。母と叔父の思い出が詰まったこのコロナを昔のように走らせたい…。そんな思いで奮闘する男たちの話を紹介していこう。

外装と下回りの状態を見てもなんとなく気づくことだけど、さすがワンオーナー&車庫保管の旧車。内装は新車のようにキレイな状態だった。オドメーターの走行距離は3万4700km。これは期待できる。詳しくは2020年G-ワークス8月号に掲載しています。続きはそちらをご覧下さい♪

 現在となってはレアな旧車と言える2ドアハードトップのT120型コロナ。今回作業をメインで行なう東さんのおじいさんが乗っていたクルマで、東さんのお母さんにとっては、父が晩年に乗っていた思い出のクルマということになる。


 おじいさんの後には、東さんの母の兄弟にあたる叔父さんが、このコロナを大切に保管し続けてきた。その年月、何と35年。叔父さんもいつかは自分の手で動くようにしようとずっと考えていたはずで、このコロナだけはこれまで手放そうとしたり、お店に修理へ出すことはなかった。




 東さんがプロのクルマ屋さんとして生活しているのを知って認めてくれたのだろうか、2年前に車庫秘蔵のコロナを託したのだった。そして復活プロジェクトをスタート。母と叔父への恩返しとして、また、いつも仕事でお世話になっている同業の人たちへの感謝の気持ちも込めて、協力してコロナを完成させる計画だ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 35年眠っていたコロナを引っ張り出してきた! 思い出のトヨペット・コロナハードトップ【整備編】