1909年にイギリスで設立された伝統あるスポーツカー・メーカー、モーガン。その主力モデルだったプラス4が、なんと70年ぶりにフルモデルチェンジを行った。外観はクラシカルなまま、その中身はアルミ製プラットフォームにBMWの4気筒ターボユニットと最新メカに刷新されている。

「CXジェネレーション 接着アルミプラットフォーム」は、以前のスチールラダーシャシーよりも軽量・高剛性なのが自慢。重量はわずか97kgだ。

1950年にデビューしたモーガン・プラス4は、モーガンの屋台骨を支えていたモデルだ。6月26日から発売が開始された新型は、クラシカルなフォルムを継承しているため「えっ、これが新型!?」と思われるかもしれないが、実に97%のコンポーネンツが新しくなっている。モーガン曰く「革新的な進歩を遂げたモデル」なのだ。

以前はオプションだった幌は標準装備に。リヤマウントのスペアホイールやラゲッジラックはオプションで選択可能。

プラットフォームは、上位モデル「プラス6」と同様のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームを採用する。ちなみに「CX」は、このプラットフォームがモーガンの110周年(=2019年)にデビューしたことを意味しているという。

新型モーガン・プラス4に搭載されるのは、BMWから供給を受ける2.0ℓ4気筒ターボチャージャーだ。最高出力は258ps(190kW)、最大トルクは400Nmで、これは先代モデルから65%ものパワーアップに相当するという。そして約1tの軽量ボディのおかげで、0-100km/hは6速MT車で5.2秒、8速AT車が4.8秒という俊足ぶりだ。




また、最新のモーガンは環境にも優しい。これまでのモーガン車の中で最もクリーンな環境性能を有しており、燃費(複合)は14.3km/ℓとなる。

新型モーガン・プラス4は4気筒ターボを搭載した最初のモーガンでもある。

モーガンカーズ・ジャパンでは、この新型モーガン・プラス4の販売を6月26日から開始している。日本へのデリバリーは2021年春頃になるそうだ。




桜並木を眺めながら、新型モーガン・プラス4でドライブ...考えただけで、ワクワクしてくるではないか。

エクステリアだけでなく、インテリアも先代の意匠を色濃く継承している。

新プラットフォームのおかげで余裕ができた室内周り。ラゲッジスペースも拡大されている。
トランスミッションは6MT(写真)と8ATが選べる。
モーガン・プラス4(マニュアル) 1155万円


モーガン・プラス4(オートマチック) 1188万円
情報提供元: MotorFan
記事名:「 BMW製ターボエンジンをアルミ製プラットフォームに搭載した新型「モーガン・プラス4」が日本発売開始! 価格は1155万円から