不安な事柄を数え上げればきりがないが、例えば、「宣言」前に自動車学校を卒業し「卒業証明書」等を手に入れたものの、「3密」が起こりやすい運転免許センターでの学科試験受験をあえて見送っていたドライバー予備軍にとっては、「証明書」の有効期限(1年間)が切れるまでに受験できるのか、気が気ではないはず。もちろん、「宣言」以降も運転免許交付業務自体は停止されているわけではないが、各都道府県とも「受験の自粛」を要請しているというのも事実。特に有効期限が迫っている場合、一体、どうしたら?
ちなみに、今、勇気を振り絞って受験しに行ったら、果たして、通常通り受験できるのだろうか?
そこで、運転免許センターのホームページを見て見ると、何やら不穏な文字が…。
「理由によって対応します」
つまり、「免許を取得したいから」というのは理由には該当せず、コロナ禍の真っ最中の今、受験する「理由」が必要というわけだ。一体、その「理由」とは?
さっそく、運転免許センターに問い合わせてみると、回答は以下の通り。
「現在、当センターでは、「3密」が起こらないように試験を実施するなど、できる限りの感染対策を施したうえで、学科試験や技能試験を実施していますが、例えば、就職にあたって免許取得が不可欠な場合など、特殊な事情で急を要する以外は、できるだけ時期を待ってから受験するようにお願いしています。それでもどうしてもという方は、「今でなければいけない理由」を考えてから来ていただきたい。ただし、いずれにしても自己責任ということでお願いします。」
「自動車学校の卒業証明書や修了証明書などは、手続きをしていただければ、有効期限の延長措置を行っています。期限が迫っている方は、ぜひ、それを利用してください」
まっ、「自己責任」はある意味、当然だが、いずれにしても合理的な「今でなければいけない理由」というのはなかなか考え付かないもの。例えば「1年の内休みがその日1日しかない」と言ったら納得してくれるのだろうか。
「宣言」解除により、各県では運転免許関連業務を次々と再開しているようだが、特に未解除の都道府県在住者は、とりあえず、卒業証明書等の期限延長措置を利用してほしい。詳しくは各都道府県警のホームページを参照のこと!(仮免許の有効期限延長も可!)
例:警視庁ホームページ https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/menkyo/oshirase/corona_tetsuzuki.html