また、薄さ・シャープさに拘ったコンビネーションランプと、ロングタイプのLEDハイマウントストップランプのコンビネーションが存在感のあるリヤビューを作り出している。
足元は、凝りに凝った「多軸スポーク構成」とした19インチアルミホイールが目を引く高輝度シルバー塗装が施されており、高級感を漂わせる。組み合わされるタイヤは、225/55R19サイズだ。ちなみに現行型ハリアーは最大18インチだったので、新型では1インチ大径化が実現したというわけだ。
ボディカラーはイメージカラーのプレシャスブラックパールを含め、全7色が揃う。それぞれのカラーの特徴は、以下の通りとなっている。ちなみに、ブラックとホワイトパールクリスタルシャインは現行型ハリアーでも採用されているトヨタの定番カラーだ。
【プレシャスブラックパール】
黒真珠のような上品で滑らかな質感と、明暗の力強いコントラストを両立したブラック。小さなすり傷を自己修復するセルフリストアリングコートを採用し、新車時の光沢とカラーを長期にわたり保持。※メーカーオプション
【スレートグレーメタリック】
面の変化や見る角度によって緑色や青に発色する、国内初設定の上質なグレー。
【ホワイトパールクリスタルシャイン】
真珠のような輝きで、質感の高さを表現するホワイトパール。※メーカーオプション
【ブラック】
フォーマルなシーンを演出する、深みのあるブラック。
【センシュアルレッドマイカ】
華やかな色合いで上質さを感じさせる深みのあるプレミアムレッド。※メーカーオプション
【スティールブロンドメタリック】
エレガントな面の表情を感じさせるブロンドメタリック。
【ダークブルーマイカ】
都会的なスタイルを演出する質の高いグレー。
続いて、インテリアに目を移そう。新型ハリアーは「パターンコーディネーション」と称して、カップホルダーの底面やフロントドアトリムスピーカーに、共通のモチーフとしてバイアスボーダー柄を採用している。
また、インパネやドアトリムにはパイピングオーナメントを採用し、その末端部分には金属留め具加飾をあしらうなど、細部の意匠にこだわっているのがうかがえる。
パノラマルーフは調光機能により、調光・透過を瞬時にタイムラグなしで切り替えることができるという。電動シェードを開け閉めすることも可能だ。
予防安全に関しては、「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備される。その中身は、以下の通りだ。
そのほかにも、アクセルの踏み間違いによる衝突被害を軽減するインテリジェントクリアランスソナー、ドアミラーでは確認しにくい後側方の車両を検知・警告するブラインドスポットモニター[BSM]、バックで出庫する際に自車左右から接近する車両を検知・警告してブレーキ制御も行うリヤクロストラフィックオートブレーキが用意されている。
新型ハリアーの新装備で話題を呼んでいるのが、デジタルインナーミラーだ。前と後ろの両方を録画する機能が備わっており、映像はミラーに装着するSDカードに録画することができる。
最後に、ナビゲーション関連について。最上級「Z」グレードのセンターディスプレイには12.3インチ高精細TFTワイドタッチタイプを採用。ちなみに、その下にはエアコンとオーディオもタッチで操作する静電式ヒーターコントロールパネルが配置される。
また、「Z」はT-Connect SDナビゲーションシステムとJBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)も標準で備わる。
一方、「G」と「S」は8インチでィスプレイオーディオ+6スピーカーが標準となる。この新型ハリアーからはApplr CarPlay/Andoroid Autoが標準機能となったのはうれしいポイントだ。
また、新型ハリアーではMyTOYOTAアプリを通してエンジンスタート・エアコン起動が可能になる新しいオプションサービスが設定されるのも見逃せない。真夏・真冬の乗車時に重宝しそうな機能だ。
ちなみに、グレードによる装備一覧は以下のとおり。価格が未発表なためお買い得グレードを考証することはできないが、19インチホイールにこだわらないのであれば、中間グレードである「G」を選び、オプションで必要な装備を追加する…という人が多くなるのではないだろうか。
新型ハリアーの発売は6月発売が予定されている。それまでに、また新たな情報が入ったら随時お届けしていきます!